MCTオイルにダイエット効果なし!痩せない4つの理由を大解剖

朝の貴重なお時間にご訪問いただき、誠にありがとうございます。楽食楽生クリエイターのちえです。

すばやくエネルギーが確保できるMCTオイルを利用したダイエットですが、人によっては効果が非常に出にくいです。

「何が原因なのか」「今すぐにやるべきことは何か」を解説します。向いているかどうかの指標にしてください。

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MCTオイルにダイエット効果なしの理由

MCTオイルのダイエット効果がない人はエネルギーとして使われにくいからです。エネルギーとして使えれば、ダイエット効果が十分に高まります。

油(脂肪酸)が体内で使われるには時間がかかります。これがMCTオイルだと短縮できるのですが……。

MCTオイル(中鎖脂肪酸)の吸収方法は糖質のようです。

しかし、吸収が良くてエネルギーとして使われやすいとはいっても油は油です。体内で使われるエネルギー源には順番があるので、糖質制限しないとあまり意味がありません。

糖質の中でも糖類(単糖類・二糖類)と呼ばれるものは吸収が速いです(数分〜1時間程度)。さすがにジュース三昧・お菓子三昧・(糖質の多い)お酒三昧の人はいないと思いますが、万が一にも口にする機会が多いと糖質のエネルギーが優先されます。

グルコース(ブドウ糖)由来のエネルギーシステムだとケトン体由来のエネルギーシステムに切り替われず、人によっては太る可能性もあります。

MCTオイルで痩せない4つの理由を大解剖

酵素不足

酵素不足には「これまでに何を食べてきたか」が大いに関係します。消化酵素の材料となるタンパク質が不足した状態でのMCTオイルの活用は難しいです。

脂肪を分解するのに重要な役割を果たす消化酵素がリパーゼです。

リパーゼは胆汁(肝臓)・すい液(すい臓)・十二指腸液(十二指腸)に多く含まれていますが、舌や胃にも存在しています。

MCTオイルは胆汁やすい液などを必要とする長鎖脂肪酸(一般的な動植物油)とは異なり、舌や胃のリパーゼで素早く分解して水分と乳化できる仕組みです。しかし、リパーゼが少ないと分解も難しくなってしまいます。

中鎖脂肪酸の栄養学的研究

MCTオイルを使いたいなら、タンパク質を効率良く回せる体を作らないといけません。

肝臓の問題

MCTオイルをエネルギーとして利用したいのであれば、まずは肝臓のチェックが必要です。

肝臓は糖新生に大きな力を発揮する臓器です。血液にはブドウ糖が必要なので、食事から糖質を摂取しない時は体が糖を作り出します。ケトン体由来のエネルギーシステムでも生きられるのは、糖新生がうまく働いてくれるからです。

ところが、肝臓に問題があれば糖新生がうまく働きません。機能が弱っているとこの力が弱くなるので、糖質の力を借りないと生命の維持が難しいです。

脂肪肝などの指摘を受けている人だけではなく、もともと脂っこいものを受け付けない人だとうまく利用できないでしょう。

運動不足

脂質が働くにはミトコンドリアが必要です。このミトコンドリアが少ないと、MCTオイルを活躍させる場所が限られます。

ミトコンドリアが多く存在するのは筋肉で、筋肉量が少なければ量も働きも弱いです。運動不足と筋肉不足は比例するので、普段から運動を意識していない人や運動をする体力がない人はうまくエネルギーとして使えません。

ミトコンドリアが多い人は活性化も速いですが、最初から少ない人は活性化にも時間がかかるためにダイエット効果が乏しいです。

糖類の摂取量

素早くエネルギーとして使われる糖類の過剰摂取があると、MCTオイルのエネルギー源としての出番がなくなるのでダイエットは難しいです。

エネルギーとして使用される栄養素は糖質・脂質・タンパク質です。この3つは過剰に摂取した場合は脂肪として体内に留まります。

MCTオイルは体脂肪になりにくいといわれていますが、過剰摂取をした場合は体脂肪に切り替わります(上記の論文を参照)。

どれくらいの量が過剰摂取であるかは、個人の食事量・間食の量・運動量によって変動します。

この記事のまとめ

MCTオイル自体には痩せる効果は一つもありません。

MCTオイルの力を利用してダイエットをするのであれば、「酵素を作り出すタンパク質を消化できる体内システム」「健康な肝臓」「適度な運動」「糖類摂取量の見直し」が必要です。体のシステムに問題があれば、MCTオイルのせいで体調を崩すこともあります。

もともとはてんかんの食事療法として取り入れらていたケトン食が、平成28年度に「てんかん食」として保険適用になっています。れっきとした治療食なので、理論上はてんかんの患者以外に当てはまるとしても、やみくもに取り入れるのはやめておいた方がいいでしょう。

ダイエットで大切なのは食事の見直し・生活習慣の見直し・適度な運動の導入です。

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