うつで食事が作れない時の対処法!買い物に行けないことを責めなくてもOK

昼間の貴重なお時間にご訪問いただき、誠にありがとうございます。食育アドバイザーのあんどうです。

うつ病で最も困るのが食事。脳と栄養の観点から考えると食事はとても重要なのですが、「献立が考えられない」「買い物に行けない」「作る気力がない」などの問題があってなかなか難しいのも事実です。

しかし、食べないと薬の効き目も乏しくなり、脳のホルモンが作れなくなるのでなかなか改善しないといった悪循環にもハマります。

食事が作れない時の最も簡単な対処法は家族に作ってもらうことです。一人暮らしなら親に、結婚をしているなら家族の誰かに。

しかし、家族に理解がないとかなわないだけではなく、病状が悪化していく可能性もあるので、まずは“食事を作る”という概念を取っ払ってみましょう。

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うつ病で食事が作れない時のお助けアイテム3選

食事宅配サービスの利用

作れない時はお総菜やレトルト食品などを食べればいいのですが、使用している調味料や保存料(添加物)が腸内環境を悪化させるため、長期に渡って利用するのも考えものです。

食事宅配サービスでも保存料を使用している商品が多いのでおすすめしにくいのですが、調べた限りでは以下のサービスには保存料は使用されていませんでした。

このようなサービスを利用するデメリットとしては、「味付けが口に合わない」「割高である(家族がいる場合は食費がかかる)」「電子レンジで温めるのが基本」などがあります。

メリットは「献立を考える必要がない」「買い物に行く必要がない」「温めるだけでよい」という点が挙げられます。

毎日の食事用として利用するのではなく、本当に何もできない日に利用すると心の負担が軽くなります。

食材宅配サービスの利用

食材宅配サービスは、自分で選ぶものとキットになっているものがあります。気分が良くて調理ができそうな時は、キットになっているものを選びましょう。

献立を考えるという行為は意外にも脳を使用します。「食材の組み合わせ」「味付け」「彩り」「カットの方法」「調理方法」など。

元気な人であればパパパッと頭と手が動くのに、うつになるとこれをやるだけで疲労感が……。

もともと料理が好きだった人には本望じゃないでしょうし、料理が苦手だった人にはキットを使うだけでも頭を使うかもしれませんが、調子のいい時は無理をしない程度に軽くリハビリのつもりで調理に取り掛かってみてください。

など

食材キットのデメリットは「割高である(家族がいる場合は食費がかかる)」「足りない可能性がある」「調味料に保存料を使用しているものが多い」などです。

メリットは「献立を考える必要がない」「買い物に行く必要がない」「カットする手間が省ける」「食材の無駄がない」といったことが挙げられます。

動けない時は本当に何もできないですが、できない自分を責めてしまうのもうつ病のつらいところ。気分が良い時は少しでも手を動かしておくと、自分自身を責める材料が減ります。

鍋・調理家電の利用

もう少し頑張れそうな日は、うつ状態を脱するために必要な栄養素を含むボーンブロス作りをしてみましょう。

圧力鍋・鋳物ホーロー鍋・スロークッカー・保温調理器・オーブンなど、使うものはなんでもいいのですが、何か一つでも持っていると本当に楽です。炊飯器でもいいですね。

骨から煮出す時は簡単な下処理が必要ですが、これ以外は家電にお任せしてじっくりと調理ができます。

まとめて作っておいて小分けに冷凍をすれば、「作る気が起きない」「食欲が沸かない」「献立が決められない」という時に便利です。豊富なアミノ酸とミネラル類・ビタミン類が溶け出しているので、元気の源になってくれます。

放っておくだけで火が入る鍋・調理家電の良いところは、塩こうじ漬けやみそ漬けにした肉や魚などを袋に入れて湯煎するだけでメインの一品が作れるところです。

これも気分が良い時にまとめて漬けておき、冷凍ストックをしておけばOK。あとはお湯を沸かすだけで、1時間ほど湯煎すれば立派な料理ができ上がります。誰も手抜きだとは思いません(私がよく使う手法)。

アミノ酸分解が進んでいるため、消化・吸収に優れている点でもおすすめです。

自分の手間は最低限度にとどめて、調理器具にお任せしてしまうことを考えてみてください。

うつ病で買い物に行けないのにはきちんとした理由がある

うつ病になった時の脳内はカオス

  • 買い物に行くという行動が疲れる(エネルギーがない)
  • 献立を考えながら食材選びができない(難しいパズルに挑戦しているようなもの)
  • 人と話したり他の用事も済ませようとしたりすると買い忘れる(メモをしても脳がついていかない)

本当に不思議ですが、料理をする人が当たり前にできていることができなくなります。

例えば、お肉を食べようと思っていても、牛・豚・鶏といった種類の違い、ロース・バラ肉・ひき肉といった部位や加工の違いという選択肢が多すぎて、目にするとメニューの組み立てができません。

作るものを決めるのが難しいし、食材が豊富で何を選べばいいか分からないし、特売品とそうでないものを目にしてどっちを選ぶかということだけで頭の中はパニックになってしまいます。

病気じゃない人にはとうてい理解ができませんが、本当に頭の中がごちゃごちゃしてしまうのです(認知症に近い状態)。そのせいで買い物が嫌になって、行きたくない気持ちが勝ってしまいます。

頭が混乱すると疲弊して、そんな自分に生きている意味を見いだせなくなって、楽になりたいという思考回路ができ上がります。

うつ病を発症していて買い物に行けないのはごく自然なことなので、決して自分を責める必要はありません。

栄養素がうつ病を治す第一歩に

うつ病は心の病気ではなく脳の病気です。だからこそ神経伝達物質を作り出す栄養素の摂取が必要なのですが……。

理論的には、たんぱく質・ミネラル類・ビタミン類などを摂取すると栄養が底上げされて脳内ホルモンが分泌されます。うつ状態でストップしているなら、食事を改善しただけでも気分がスッキリします。

でも、うつ病まで進むとそれが難しいのが現状。栄養不足が加速しているだけではなく、適切な治療も必要になってくるため、「控えるべき食材」「積極的に摂取すべき食材」だけで治していくのは非常に難しいです。

  • 協力をしてくれる人が周りにいるなら一緒に勉強をしてもらい、薬の副作用に苦しまなくて済むように適切な食事作りをお願いしましょう。
  • 協力を仰げない場合は、栄養とうつ病の関係性を理解している医師に助けを求めましょう。

栄養療法(オーソモレキュラー)での解釈に「うつ病に不足しがちな栄養素」がありますが、これはあくまでも一般的な解釈であって、必要な栄養素をプラスしたところで全く吸収できない人もいます。

SIBOが問題なのか、ピロリ菌が問題なのか、カンジダ菌が問題なのか、水銀が問題なのか……。重複することによって栄養の吸収が妨げられていることもあるため、詳しく検査をしてみないことには先に進めません。

自己流は遠回りをするだけで、別の病気を引き起こす可能性も否定はできないので、状況を見直すなら今の段階で見直してみてください。

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この記事のまとめ

  • 食事を作らないという選択肢を取る。家族にお任せするのが一番。理解が得られない場合は、「厳選した食材選び」「安心できる調理方法」「保存料の不使用を心がけている」がそろった食事宅配サービスを利用する。
  • キッチンに立てる気力がある時は、既に献立が決まっていて、調理工程が簡単な「食材宅配サービス」のキットを利用する。
  • 自分の手間が省ける鍋や調理家電を利用して、うつ状態を脱するために必要な栄養素が取れるボーンブロススープ作りや湯煎調理をする。満遍なく栄養素が摂取できる。
  • うつ病になった時の頭の中は基本的に混乱している。頭では理解していても、一つ一つのことがつながりにくくて疲弊してしまうため、買い物に行くことが億くうになってしまう。
  • うつ状態とうつ病は違う。栄養を摂取するだけでは良くならない人もいるのが現実。自己流はやめて、しっかりと検査をした上で適切な栄養素を入れることが治るまでの近道である。
参考文献

『最強の栄養療法「オーソモレキュラー」入門』溝口徹 著
『血液栄養解析を活用!うつぬけ食事術』奥平智之 著
『医者が教える「あなたのサプリが効かない理由」』宮澤賢史 著
『骨スープで楽々やせる! 病気が治る!』

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