ヨーグルトをやめたらおならの臭いが解消!便秘も克服したうそのような本当の話

昼間の貴重なお時間にご訪問いただき、誠にありがとうございます。楽食べ伝道食育アドバイザーのちえです。

便秘対策や腸内環境を良くするためにヨーグルトを食べている方は多いと思います。

しかし、ヨーグルトを食べ続けているのに便秘が治らなかったり、反対に軟便や下痢が続いたりして、ガス(おなら)が異常なほど臭いと悩んでいる方も多いでしょう。

ヨーグルトに含まれるカゼインが腸の炎症を助長させることについては以前もお伝えしましたが、それ以外にもSIBO(小腸内細菌増殖症)を引き起こす可能性があるので注意が必要な食材です。

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シリアルヨーグルトがおならの硫黄臭さの原因だった母の体験談

シリアルヨーグルトをやめさせた経緯

がんの手術で大腸の一部を切除してから、母はバナナ便が出にくくなったと嘆いていました(1日に3回ほどに分けて出ていたので便秘ではない)。

ヨーグルトとバナナを食べると少しは良いということで、朝にシリアルヨーグルトとバナナを食べるのが日課になっていたのです。

父の死後におならが硫黄臭いと感じるようになったので、私としては腸内環境を悪化させるシリアル(=小麦のグルテン)とヨーグルト(=カゼイン)をいい加減にやめてもらいたいと思っていました。それ以外にも高FODMAP食()による反応の可能性も疑っていました。

ヨーグルトをやめると便が出なくなると母が思い込んでいたため、まずは食べるとおなかが張ると言っていた納豆をやめてもらいました。それでもおならの硫黄臭さは治まりませんでした。

根気強く説得をして、1週間だけシリアルヨーグルトをやめてもらうことにしたのです。

母は栄養療法(オーソモレキュラー)はしたくないというので、食事だけで様子を見ています。

シリアルヨーグルトをやめた翌日からおならは無臭に

総タンパク(摂取量・合成量)やアルブミン(タンパク合成能力)の数値が下がっていたため、朝はボーンブロススープに卵と野菜を入れたスープとご飯の組み合わせで食べてもらうことにしました。

(総カロリーの低下と脂質代謝がうまくいっていない疑いもあった)

便が出にくくなったという問題は残しつつも、ヨーグルトをやめたら臭いおならが出なくなるという変化が翌日には出たのです。

数日はつらかったようですが、毎食のみそ汁やスープににがりを1滴入れるように勧めたところ、出にくかった便もすんなりと出るようになったとのこと(1カ月後には不要になった)。

ヨーグルトの時は食後に力んで押し出さないと出なかった便ですが、シリアルヨーグルトをやめたら自然に押し出されるようになったのです。

個体差があるので全ての人に同じ効果が得られるとはいえませんが、試す価値は十分にあります。特に、パン・麺類・乳製品が好きな方は一度お試しください。おならの強烈なニオイは動物性たんぱく質に偏っている方にも起こるので、この場合は別の対処法が必要です。

母の腸内環境の仮説

母が食べていたヨーグルトの量を考えると、ヨーグルトに含まれる乳酸菌が腸内環境を良くして排便の力になったとは考えにくいです。

ヨーグルトに含まれる乳糖とシリアル(小麦)に含まれるフルクタン、バナナ(果物)に含まれるフルクトースが原因で、下痢や軟便になる寸前で便として排出されていたのでしょう。

自力での排便でしたが、シリアルヨーグルトを食べることによって腸内環境の細菌バランスが悪化して押し出されていたと考えられます。

食後のおなかもパンパンだったので、SIBOになっていた可能性も高いです(検査はしていないのであくまでも可能性)。

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いつも軟便や下痢を繰り返すのはSIBOを疑おう

SIBOは、大腸にいるはずのバクテリアが小腸で異常繁殖をし、大量の水素ガスが発生してしまう症状です。

「便秘」「軟便」「下痢」「おなら(基本的に臭い)」「常におなかがゴロゴロする」などの悩みを抱えてしまいます。

この状態を放っておくとリーキーガット症候群(腸粘膜の炎症)に陥り、「有害な細菌・ウィルス・カビ」「重金属」「化学物質」「未消化のたんぱく質」などが吸収されてしまい、さまざまな不調(うつ、自己免疫疾患、認知症など)を引き起こします。

過敏性腸症候群がなかなか治らない方の場合、SIBOの可能性も高いと考えられるので、長引いている方は検査をしてみてください。

軟便は正常な便ではない

軟便タイプの方は常に排便が行われているので、その状態が異常だと気付けないという問題があります。

程よい硬さがあり、バナナのような形でつるんと出てくるのが正常な便の状態です。ほぼ無臭で黄色に近い茶色であれば完ぺき。

軟便だと下痢が続く人ほどひどくはないものの、ストンと便が出てこないのか、数分はトイレに閉じこもっている人も少なくありません。

良い便の場合は力む必要もないので、排尿と同じくらいの時間でトイレから出られます。拭いても紙に便がつかないので、1分もしないうちに出られるのです。

長らく軟便と付き合っていると、その状態が正常だと思い込んでいるので、腸内環境の悪化に気付けません。

35歳〜40歳くらいで肌へのダメージが一気に加速するので、今すぐに腸内環境の改善に努めた方がいいでしょう。

食べるとすぐ便意がきて痩せる方も要注意

食べるとすぐに便意がきて痩せる体質の方も注意が必要です。

食べ物の栄養素は小腸で吸収されるのですが、消化と吸収に5時間ほどの時間を費やします。その後、大腸で水分・腸内細菌の死骸・残った消化物が固まって便の状態になるまでに24〜72時間の時間が必要です。

食べるとすぐに便意が起こる場合は、前々回や前回の食事で食べた栄養素がほとんど吸収されず、簡単に言えば“身になっていない”状態で排便だけが行われます。

食べたら出すを繰り返しているため、痩せるばかりではなく、疲労感・肌の不調・メンタルの不調などを抱えやすくなるのです。

よく口にする高FODMAP食を抜いて様子見を

高FODMAP食は数が多いのが難点。全てを抜いたら食べられるものが限定されてしまいます。

全ての食材に反応するわけではないので、多くの方が最も口にしやすい麦類と乳製品から抜いてみるのがおすすめです。

高FODMAPの穀物

大麦、小麦、ライ麦、パン(大麦、小麦、ライ麦)、ラーメン(小麦)、パスタ(小麦)、うどん(小麦)、そうめん(小麦)、クスクス(小麦)、とうもろこし、ピザ(小麦)、お好み焼き(小麦)、シリアル(大麦、小麦、オリゴ糖、ドライフルーツ、ハチミツを含むもの)、ケーキ(小麦)、パイ(小麦)、パンケーキ(小麦)、焼き菓子(小麦)など

(『小腸を強くすれば病気にならない 今、日本人に忍び寄る「SIBO」から身を守れ!』より引用)

高FODMAPの乳製品

牛乳、乳糖を含む乳製品全般、ヨーグルト、アイスクリーム、クリーム類全般、ラッシー、ミルクチョコレート、ホエイチーズ、プロセスチーズ、カッテージチーズ、ブルーチーズ、クリームチーズ、プリン、コンデンスミルクなど

(『小腸を強くすれば病気にならない 今、日本人に忍び寄る「SIBO」から身を守れ!』より引用)

麦類と乳製品を抜くということは、同時にグルテン&カゼインフリーを実現させます。これらを抜いてもおなかの調子が悪い場合は、他にもよく口にする食材を疑ってみてください。腸に良いと思って毎日食べている発酵食品が原因になってしまっていることも!

ガックリと肩を落とさないでいただきたいのは、これらの食材が一生食べられなくなるというものではないこと。問題があるのは自分の体なので、食材に罪はありません(作り方に問題がある場合は除く)。腸内環境が良くなれば、同じ食材を食べ続けない限りは悪影響を避けられるのです。

※発酵性の糖質を含む食品を細かく知っておきたい方は著書でご確認ください。

この記事のまとめ

  • 強烈なおならの臭いは、ヨーグルトや牛乳などの乳製品とパンやシリアルなどの麦類の常食が原因のこともある。食べるのをやめると腸内環境が徐々に良くなり、おなかの調子が整う可能性が高い。
  • 「便秘」「軟便や下痢を繰り返す」「臭いおならが出る」「おなかのゴロゴロ」などはSIBO(小腸内細菌増殖症)を疑ってみるとよい(要検査)。
  • 軟便が当たり前になっていると腸内環境の悪化に気付けないので注意が必要。一定の年齢で肌へのダメージが加速するので、軟便が続いているならSIBOの検査をしてみるのも一つの手。
  • 食べるとすぐに便が出る場合も要注意。痩せているのではなく、体に栄養素が吸収されずに太れない可能性が高い。放っておくと体に大きな不調がやってくる。
  • グルテン・カゼインが問題となる麦類や乳製品は、高FODMAP食の一つである。まずはこれらを抜いてみて様子を見るとよい。
※高FODMAP食:発酵性の糖質を含む吸収率の低い炭水化物で、小腸の中で増えたバクテリアのエサになりやすい。小腸内で水素ガスが発生するため、食後の腹部膨満感・ガス(おなら)の発生・便秘・下痢などの症状を引き起こす。
参考文献

『小腸を強くすれば病気にならない 今、日本人に忍び寄る「SIBO」から身を守れ!』江田証 著
『ウンチのうんちく』左巻建男 著
『2週間で体が変わるグルテンフリー健康法』溝口徹 著
『血液栄養解析を活用!うつぬけ食事術』奥平智之 著

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