子供の落ち着きがないのは発達障害とは限らない!食べ物を見直して心の安定化を図ろう

昼間の貴重なお時間にご訪問いただき、誠にありがとうございます。食育アドバイザーのあんどうです。

やんちゃな男の子。おてんばな女の子。

スーパーや公園で、親の言うことをほとんど聞かない暴走機関車のような子供たちを見ると、子供がいない私は「元気だねえ」とのんきに微笑ましく感じてしまいます(めいやおいだと「コラーッ」となってしまいますが(笑))。

しかし、毎日のこととなれば、お母さんたちはヘトヘトですね。「うちの子はなんで落ち着きがないのだろう?」と悩んでしまう親もいれば、「元気な証拠!」とドーンと構えている親もいます。

“落ち着きがない”とはいっても、一括りにはできません。発達障害の可能性もありますし、それ以外の可能性もあります。「他の子に比べると、手がかかって仕方がない!」とお悩みの方は、まずは食べ物を見直してみませんか?

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食べ物を見直す理由

先日、スーパーのお菓子コーナーの近くで、落ち着きのない3,4歳の男の子を見かけました。お菓子を見てテンションが上ったのだと思いますが、あれもこれもと手にして走り回り、お母さんがまいっていました。

よくある風景ですし、問題行動といえるほどの行動ではないので、「かわいいなあ」と思いながら見ていました。同時に、お母さんが押しているカートの中をチェックしてしまいました(スーパーでよくやってしまいます)。

添加物がたくさん入った肉の加工食品に、お菓子に、有名な乳酸菌飲料……。子供がいる家庭では、ごく一般的と思われる内容でした。でも、これが落ち着きのなさと関係している可能性があります。

大人の問題が大きい

  • 自閉症
  • アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害
  • 学習障害
  • 注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるもの

上記は、発達障害者支援法における発達障害の定義です。

成長するに連れて、他の子供たちとの成長の度合いに違いが出てくるため、親と子の関係や他者との関係を築くのが難しくなっていきます。

しかし、他者から見て微笑ましいと感じるくらいの落ち着きのなさ(許容範囲の行動)である場合、大人の問題が大きいといえます。

  • 添加物の多い加工食品をよく購入する
  • 総菜や弁当をよく購入する
  • 炭水化物がメインの食事が多い(麺類、丼もの、チャーハンなど)
  • お菓子、アイスクリーム、ゼリー、あめなどをよく購入する
  • 清涼飲料水をよく飲む(スポーツドリンクを含む)
  • 乳酸菌飲料や野菜ジュースをよく飲む

など

これらに共通しているのが糖質の過剰摂取です。親子がそろって食べているから問題ともいえます。

この中でも厄介なのが、スポーツドリンク・乳酸菌飲料・野菜ジュースなどです。体に悪影響を及ぼすとは思っていないから、なかなかやめられません。

中学生くらいになると行動範囲が広がるので、親の作った食べ物や買ってきた食べ物以外を口にする機会が増えますが、それまでは大人(親、祖父母、おじ、おばなど)の影響が100%に近いです。

これらを口にしたからといって、今すぐに大きな病気にはなりませんし、祖父母が元気に過ごしていれば「何も問題ないでしょう?」という考えになってもおかしくはありません。

しかし、子供の落ち着きがないのは、単純に元気な証拠ともいえない事実があります。

悪影響を及ぼす糖質の害

全ての糖質が悪ではありません。ご飯や季節の果物やイモ類などは、上手に食生活に取り入れれば、良いエネルギー源+αの栄養素として利用できます。しかし、市販の商品に添加されている糖質は、エネルギーとしてはお粗末です。

  • 精製された白い砂糖
  • 異性化糖(ぶどう糖果糖液糖、果糖ぶどう糖液糖、高果糖液糖、砂糖混合異性化液糖)
  • 合成甘味料(アスパルテーム、アセスルファムK、サッカリンナトリウム、スクラロース、ネオテーム、アドバンテーム)

これらの糖質は、わざわざお金を払って摂取しなくてもいい糖質です。

糖質の代謝にはビタミンB1、糖質の分解にはナイアシンが主に使われます。どちらも脳や神経の働きに関与するビタミンB群なので、朝から晩まで糖質三昧の食事をしていると心の安定が図れなくなり、落ち着きのなさにつながってしまうのです。

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血糖のコントロール異常

子供が騒いだ時に、すぐにあめやお菓子などを与えていませんか?一時的に静かになりますが、その後に落ち着きがなくなるといった経験をお持ちの親は多いと思います。

あめやお菓子=砂糖だと思ってもらっても構いません。見た目ではわかりませんが、角砂糖を与えているのと変わらないのです。

空腹時に砂糖を摂取すると血糖値が急上昇します。その後はインスリンというホルモンが血糖値を下げてくれるのですが、急激に上がった血糖値を下げるためにたくさん分泌されるのです。

しかし、血糖値が下がりすぎるとけいれんやこん睡状態に陥り、生命の維持が危うくなるため、今度は血糖値を上げるためにさまざまなホルモンが分泌されます。

血糖値を上げるホルモン
  • アドレナリン:交感神経が優位になって興奮状態に陥る
  • ノルアドレナリン:交感神経が優位になって興奮状態に陥る
  • コルチゾール:ストレスやアレルギーから身を守る
  • グルカゴン:肝臓や筋肉にあるグリコーゲンや中性脂肪をブドウ糖に変える(糖新生)
  • 成長ホルモン:骨や筋肉の成長や代謝を促す
  • その他のホルモン

特に、落ち着きのなさにつながるのが上から3つのホルモンです。

アドレナリンやノルアドレナリンが多く分泌されると攻撃性が増し、イライラしたりキレやすくなったりします。コルチゾールが分泌され過ぎて自力では作れない状態になると、ほんの少しのストレスでも耐えられなくなり、疲労感が出たりアレルギー症状が出やすくなったりします。

腸内環境の悪化

加工食品やスナック菓子などに使われている保存料やうまみアップ成分などの添加物は、腸内環境の悪化につながります。また、糖質の過剰摂取や小麦粉に含まれるグルテンや乳製品に含まれるカゼインも、腸内環境が悪化する原因です。

腸内環境が悪化して細菌のバランスが崩れると、本来は自分で作り出せるビタミンB群が作りにくくなります。そのため、食べ物からビタミンB群を摂取する必要がありますが、添加物の多い加工食品等を日常的に摂取したり糖質が過剰な食生活になっていたりすると、心のバランスを取るために必要なビタミンB群の摂取が難しくなるのです。

腸は栄養素を吸収する重要な器官なので、腸内環境が悪化するとさまざまな栄養素の吸収が妨げられます。栄養素の吸収がうまくいかなくなると脳にも影響を与えるため、心が不安定になっていきます。

添加物や不要な糖質を避けるのが難しい時代になっていますが、食品を購入する時はできるだけシンプルな成分の商品を選ぶようにしましょう。ビタミンB群の無駄遣いは、子供の落ち着きのなさを作り出すと同時に、大人の精神状態にも大きな影響を及ぼします。

たんぱく質とその他の栄養素が不足

糖質の過剰摂取にはもう一つ大きな問題が隠れています。糖質三昧の食生活をしていると、たんぱく質・ビタミン類・ミネラル類が不足します。これらを解決してくれるのが、魚・肉・卵といった動物性たんぱく質です。

たんぱく質が不足すると心の安定化を図る栄養素が不足します。特に、動物性たんぱく質には、たんぱく質を心の安定につなげるためのビタミンB群・マグネシウム・カルシウム・鉄などが一緒に含まれているので、積極的な摂取が必要です。

しかし、糖質が過剰になると動物性たんぱく質の摂取量が減り、消化や吸収のしにくい体になってしまいます。子供が三食で摂取できる量は少ないため、補食(おやつ)でも積極的にたんぱく質を食べてもらわないと、落ち着きのなさに拍車がかかります。

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メインの食事と補食

メインの食事を見直すと、大人にとってもいい影響があります。体に必要な栄養素が摂取できるようになると、親も多少のことではイライラしにくくなり、子育てが楽になるのです。お肌や髪も奇麗に生まれ変わるので、お母さんにとっては一石二鳥といってもいいでしょう。

子供は一度に食べられる量が少ないので、必ず補食を取り入れてください。大人も、食べられる量が少ない方は、子供と一緒に補食を取り入れましょう。

理想的な補食
  • じゃこ、かつお節、いわし節などにごまを混ぜたおにぎり(メインの食事に影響を及ぼさない量)
  • 季節の果物を少量
  • ふかし芋やふかしかぼちゃ(バターをプラスすると良い)
  • するめ
  • 食塩無添加の煮干し
  • ナッツ類(アレルギーに気を付ける)

など

たんぱく質・ビタミン類・食物繊維などが摂取できるので、心と体の成長のためにはどんどん取り入れたい補食です。

ただし、これらには欠点があります。子供が喜ばない……。

今まで、砂糖や小麦粉がたっぷりの糖質三昧なおやつを摂取していたので、喜ぶはずがありません。そこでやってもらいたいのが手作りおやつです。お子様と一緒に作れば、暇つぶしにもなりますね。

個人的には、なかしましほさんの『まいにち食べたい“ごはんのような”クッキーとビスケットの本』がおすすめです。小麦粉や全粒粉を使いますが、たまになら良い素材を使って楽しむのもいいでしょう。グルテンフルー・カゼインフリーが必須のお子様以外なら、ぜひとも一緒に作ってみてください(お菓子作りの苦手な私でも作れるレシピ)。

素材を重視すると食費も上がりますが、体に悪影響な食べ物を食べ続けて体調を悪化させる方がお金はかかります。10年先、20年先のことを考えてあげましょう。

一緒に作る行為はスキンシップに通ずるものがありますし、親の愛情がこもったおやつ(料理全般)は心の安定につながります。毎日である必要はないので、お子様と関わる時間を設けてみてはいかがでしょうか。

作るのが苦手な方や作る時間がないという方は、低糖質やグルテンフリーなどに力を入れているネットショップを利用してみることをおすすめします。

おすすめショップ
  • もきちの糖質オフスイーツ:石川県にある堀田洋菓子店のネットショップ。小麦粉や砂糖を使用していないスイーツでも、言われなければわからないほどおいしいです。
  • フスボン:ふすまパンを焼いているお店。お菓子類も豊富です。
  • MOR Happiness:グルテン(小麦粉)・カゼイン(乳製品)・白砂糖・添加物・卵不使用のお菓子屋さん。

※血糖値を上げないというお菓子ではありません。

こだわって作られているお菓子は、一般的なお菓子に比べると割高ですが、時々なら利用してみてもいいでしょう。

理想的な補食とお菓子類を半々くらいにして、お子様が楽しめるような補食の時間を作ってください。

この記事のまとめ

  • 幼児期や児童期においては、子供が自主的に食べ物を選ぶことは難しい。普段から口にしているものが、落ち着きのなさを助長している可能性がある。
  • 糖質が過剰な食生活を続けていると、心の安定にもつながるビタミンB群が消費されてしまう。血糖値のコントロールも難しくなり、落ち着きのなさや攻撃性が増すようになる。
  • 糖質三昧の食生活では、たんぱく質・ビタミン類・ミネラル類が不足してしまう。栄養素のバランスが良い動物製たんぱく質を意識的に摂取し、心の安定化を図る必要がある。
  • メインの食事を見直し、質の良い糖質・たんぱく質・その他の栄養素を含む補食(おやつ)と、低糖質のお菓子を上手に組み合わせ、楽しさもプラスする。
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