栄養療法(オーソモレキュラー)は効果ない?こじらせている人の特徴3つ

昼間の貴重なお時間にご訪問いただき、誠にありがとうございます。食育アドバイザーのあんどうです。

TwitterやInstagramで情報発信をしていると、栄養療法・分子整合栄養医学・オーソモレキュラー・グルテンフリー・カゼインフリーといったハッシュタグをたどって、フォローやいいねをされることがあります。

余程のことがない限りはフォローバック等はしておりませんが、どのような方なのかはサッと確認させていただいております。

実際に栄養療法(オーソモレキュラー)を実践している方の中には、これではハッキリいって効果が出にくいだろうなと思ってしまう方たちも多いです。

皆さん、病気・不定愁訴・不妊などを抱えていて、「治りたい!」「元気になりたい!」「妊娠したい!」といった気持ちを持っていらっしゃるとは思いますが、本当にこじらせているなと感じざるを得ません。

栄養療法(オーソモレキュラー)の診療費はハッキリ言って高いです。数カ月で効果が出るものでもないので、「効果ない!」「高くて続けられない!」「だまされたか……」などと嘆く気持ちも理解できます。

そんな方たちに実践していただきたいことがあるので、個人的な思いも含めてご紹介します。

スポンサーリンク

栄養療法(オーソモレキュラー)でこじらせている人の特徴

食生活がひどい

圧倒的に多いのが食生活がひどい方たちです。悪いと思っていないから、余計に質が悪いかもしれません。

栄養療法(オーソモレキュラー)を実践されている方は、精神疾患を患っている方や不妊の方が多いです。それ以外の方もいらっしゃいますが、SNSで食事等を公開しているのは圧倒的に女性が多いため、これらの悩みを抱えている方の食事や生活習慣が目に入ります。

栄養療法(オーソモレキュラー)を始めると、糖質のコントロールを基本として、厳しくグルテンフリーやカゼインフリーを言われる方が多いはずです。これらを実践するのが意外と大変なのは分かります。

でも、“でも”ですよ!抜くべき食べ物・飲み物を抜かず、食べるべき食べ物をほとんど口にしないというのは、お金をドブに捨てているようなものだと感じてしまいます。糖質(特にドリンク)・小麦製品・乳製品などが頻繁にポストされていると、「ああ、お金がもったいない……」と残念な気持ちになってしまいます。

食べる量が圧倒的に少ないという方も多いです。なかには、こまめに小魚やナッツ類を食べている方もいるかもしれませんが、肉も魚も卵も野菜も足りていません。体を整えるための食事量は少ないのに、余計なものは口にするという矛盾が多いです。

誰かと食事に行く時、親戚と食卓を囲む時など、どうしても自分勝手にはできないという時は仕方がないと思います。自分で料理ができない時は、糖質・小麦・乳製品を避けられない状況は誰にでも起こります。

しかし、それが頻繁だと意味はないですよね?どんなに家で食事を頑張っていても、避けるべき食べ物を週に何度も口にしていては、それはやっていないことと同じです。

周りに理解してもらえないこともあると思いますが、「あの人、変わってるね」「変態の域」「何かに取りつかれたの?」などと思われても、わが道を行くくらいじゃないと良くなるはずがありません。

私は、栄養カウンセラーの資格を取得する時に初めて栄養解析をしていただいたのですが、総合評価はA〜Eの中のDでした(PMSと冷え性以外の自覚症状はなし)。恐らく、栄養解析をすると、9割以上の方がD判定になると思います。医療用サプリメントで治療をする場合は、至適量を購入すると7万円くらいになるはずです(私は6万円台でした)。

栄養解析をしていただくには1〜2万円ほどかかるので、「高い!」「続けられるわけがない!」となるのが一般的な考え方だと思います。私も6万円以上のサプリメントなんて購入できなかったので、必要なものだけに抑えて2万円まで下げました(今は体調に合わせて飲むので1万円ほどに抑えられています)。

サプリメントの量を減らすためには何を頑張る必要がありますか?これは日々の食事で頑張るしかないのです。ストイックにできるかどうかは人によりますが、できることからコツコツと頑張るしかありません。

  • 食べる必要のない食べ物や飲み物は処分すること!
  • 食生活をガラリと変えること!
  • 意識して食材を選ぶこと!
  • 腸内環境を整えて、たんぱく質が吸収できる体を作ること!
  • 周りからの誘惑に負けないこと!
  • 外食では頭を使ってオーダーすること!

例えば、イタリアンに誘われたとします。ピザやパスタを選びたいところですが、グッとこらえてサラダと肉料理または魚料理(あるいは両方)を選ぶようにします。飲みに誘われたら刺身や卵料理や肉料理を選ぶようにして、お酒も糖質制限OKの焼酎や赤ワインを1〜2杯程度に抑えます(私は下戸なので飲みませんが)。

日々の料理は、食材選びにだけ気を付ければ、手の混んだ料理を作る必要はありません。私は料理がそれほど得意ではないので、基本的に焼く・蒸す・煮るだけのシンプルな調理が多いです。甘酒・塩こうじ・醤油こうじ・みそ(菌が生きたままのもの)は欠かさないようにして、肉や魚に関しては漬けて火を入れるだけという簡単なものしか作りません。変化球がほしい時は、適当にスパイスを使用します。

腸内環境が著しく悪い方は、たんぱく質を食べるようにすすめられても最初からたくさんは食べられません。どのように摂取していくのかは医師や栄養カウンセラーと話し合い、できることからコツコツと積み立てていくしかないのです。

途中で疑心暗鬼になっても、たんぱく質の消化がうまくいくまでは、腸内環境を悪化させる食材は絶対に口にしない!

これくらいの強い意志を持たないと、高い消化酵素を使用しても質の良いサプリメントを使用しても、栄養療法(オーソモレキュラー)の効果はなかなか出ません。

私の場合は血糖調節異常が見受けられたので、それまでは自家製酵母まで育てて作っていたパン作りをやめました。麺類も一気に絶ち、コントロールが定まるまでは小休止として食べるのもやめました。サプリメントを飲むのは決して楽しいことではないので、減らすにはどうするべきかという考えしかなかったです。

サプリメントを勝手に変える

医療用のサプリメントを勝手にやめて、個人輸入の安いサプリメントに変えている方も多いです。

医師から個人輸入の安いサプリメントを勧められて飲んでいる場合は別として、医療用サプリメントを処方されているのに勝手に変えてしまうのは問題があります。病院で処方された薬を市販薬に変えるのと同じことです(それよりもひどいかもしれません)。

医療用のサプリメントは確かに高いです。私も、「これだけの量が本当に必要なら、量が十分に満たされている安いサプリメントでいいんじゃないの?」と思って変えたことがあります。ところが、変動しない数値もありました。一部は良くなっているように見えても、他にも変化しなければいけない数値がほとんど変わらないのです。

分かりやすい例が鉄の評価で、フェリチンは上がってきたのにMCHCやUIBCなどの数値に問題があるといった感じで、貯蔵鉄が上がっても利用できる鉄は不足している状態が続きます。ビタミンB群の評価もわかりやすいです。

私の場合は自分の勉強のためでもあり、ある種の人体実験のようなものでもあるので、「なるほど!量が多くても、それがいいとは限らないと言われるのはこういうことか」と納得できます。

しかし、何かの病気や症状を改善するために栄養療法(オーソモレキュラー)をやっている方にとっては、「安いサプリメントで、一つでも良い方に変化したならいいじゃないの!」となってしまうわけです。

血液検査データは日頃の食生活を如実に表しますが、時にうそをつくこともあります(数値がマスクされる)。良かったはずの数値が悪くなったり、一つの数値だけが良くなったりします。最初の栄養解析で問題のなかった数値が実は問題を抱えていたということは、栄養療法(オーソモレキュラー)ではよくあることなのです。

たんぱく質にしても、鉄にしても、ビタミンB群にしても、医師や栄養カウンセラーは一つの数値だけで判断しているわけではありません。「この数値が変化してもおかしくないのに」と疑問に思われてしまうと、治療は余計に長引きます。

誰だって、治療を長く続けたくはありませんよね?その病院のやり方に納得がいかないなら、勝手にサプリメントを変える前に他の病院に移るべきではないでしょうか。

大切なことを相談しない

SNSには、夫・妻・親・きょうだいからのDVやモラハラなどの悩みを記したり、体調の悪さを記したりしているのですが、これらの悩みや出来事を医師や栄養カウンセラーに相談しない方たちがいます。

どこの誰かもわからない方の、決して正しいとは言えないアドバイスを取り入れたり、悩みの共有をしたりしても何も解決しませんよね?高いお金を払って治療をしているのだから、医師や栄養カウンセラーを利用するだけ利用したらいいと思うのですが……。

身近な人からのDVやモラハラには、相手が悪い(栄養面でも)と気付かない方がたくさんいらっしゃいます。相手に問題があるのに自分が悪いと思い込んで、そのことについては相談しないというのであれば、どんなに栄養をプラスしても良くなることはないです。それくらいに体は繊細なので、根本的な問題を解決するためには第三者の力添えが必要となってきます。

不妊に関しても全く同じことが言えます。栄養面に問題があってうまくいかない場合は、夫婦ともに問題を抱えているのだから、妻あるいは夫だけが頑張っても意味がないのです。

私は栄養療法(オーソモレキュラー)でうつ病が寛解したわけではありませんが、診察の時は医師に包み隠さず全てを話すということだけは続けました。診察の日に体調がすぐれないこともあったため、口頭で伝えるのが難しいと思った私は、毎日の気分を簡単に記録しておいてコピーしたものをお渡ししていました。

今の状況を改善したいから、病院での治療を選んだわけですよね?しかも、自由診療である栄養療法(オーソモレキュラー)を選んだからには、長期の治療期間と高額な治療費に関しては、ある程度の覚悟をして受けられているはずです。それなのに最も大切なことを相談しないとなると、お金を捨てているのと変わりがありません。

スポンサーリンク

最短で治療の結果を出すためにできること

  • 栄養に関するアドバイスは素直に聞き入れること!
  • 数カ月くらいで変化がなくても、絶対に焦らないこと(長年のゆがみはそう簡単に変わらない)!
  • 食べたいものではなく、体にとって必要なものを食べること!
  • 現状で不要な食べものは選ばないこと!

一般的な治療では改善しないから、栄養療法(オーソモレキュラー)を選んだ方が多いと思います。でも、どんな治療法であっても、自分自身が努力をしない限りは0から1に動かすことすら難しいです。

栄養療法(オーソモレキュラー)はマラソンみたいなもので、目指すゴールは目に見えないところにあります。ウサギとカメの話に出てくるカメのように、ゴールだけを見て進まなければ、目標とする状態にまで持っていくことはできません。

医師や栄養カウンセラーは一緒に走る仲間みたいなものですが、ゴールにたどり着けるのは治療をしている本人だけです。四六時中、寄り添ってもらえるわけではないので、ゴールに少しでも近付けるように寄り道や休憩をしないで突き進むしかありません。

精神論のようになってしまいましたが、体を分子レベルで治していくというのはとてつもなく時間がかかるものなので、モチベーションを保つことはとても重要です。難しいと感じた時には、医師や栄養カウンセラーにとことん相談に乗ってもらいましょう。

ただし、やめたいと思ったらやめてもいいです。絶対にやらなければいけない治療はありませんし、栄養療法(オーソモレキュラー)も合う人と合わない人がいるので、苦痛を感じてしまうならスパッとやめる勇気も持ちましょう。

この記事のまとめ

  • 避けるべき食べ物を食べて、必要な栄養素を含む食べ物を食べていない。サプリメントにお金を掛けられないなら、食事を頑張るしかない。
  • 医師に相談することもなく、勝手にサプリメントを変えてしまう。栄養療法(オーソモレキュラー)は、一つの数値だけが良くなっても無意味なため、使うサプリメントの質や量が非常に大切である。
  • SNSに悩み事や今の状態を細かく書いても、医師や栄養カウンセラーに相談をしなければ解決はしない。栄養素を入れても効果が出ないのは、根本的な部分を解決していないからである。
  • 栄養療法(オーソモレキュラー)はマラソンみたいなものである。寄り道や休憩をしていると、目標とするゴールにはたどり着けない。
スポンサーリンク