恵比寿に本店を構えるフレンチレストラン「モナリザ」で、絵画のように美しいフランス料理のディナーを母といただいてまいりました。
※動画にてサンセットも一緒にご覧ください。
レストランモナリザ丸の内店のコースメニュー
コースメニューは「メニューA」「メニューB」「メニューC」「メニューモナリザ(完全予約制)」の4つです。今回は香典返しのカタログギフトでの予約だったので、「ニースコース(メニューA)」でした。
フランス料理の料理名は謎が多いので、分からないものは質問して説明をいただきました。
大人の雰囲気が漂う店内ですが、ギャルソンの丁寧な対応が素晴らしく、肩肘を張らずに楽しめる空間でした。細かいことも聞きやすい雰囲気です。
2人ともお酒が飲めないので、ドリンクは母がジンジャーエールで私が炭酸水で乾杯しました。
アミューズ・ブーシュでまずテンションが上がります。ガラスのお皿を2枚重ねにして、間に生花があしらわれておりました。
右下のムール貝が非常に美味。ヴィシソワーズは今までに経験したことがないくらい濃厚で、ジャガイモのうま味をしっかりと味わえました。
焼き立てのパンには、バターとオリーブオイルが用意されています。オリーブオイルには、お好みでバルサミコ酢とブラックペパーが追加できます。
オリーブオイル・バルサミコ酢・ブラックペパーの組み合わせが、海藻を練り込んであるパンによく合います。
佐土原ナスは宮崎県の伝統野菜だそうです。ほんのりと甘みがあり、口に入れた途端にナスの香りがダイレクトに伝わってきます。
お皿の縁に添えられているソースは佐土原ナスとケッパーで作られており、スープに溶かすと酸味が混ざってスッキリした味わいに変化します。
カボチャの焼きフランとリコッタチーズを崩すと、糖質と脂質がラグジュアリーな味わいへといざなってくれます。食材の生かし方が絶妙だと思いました。
ニンニクニラのラビオリは、まるで水ぎょうざのような味わいでした。しかし、フレンチということもあり、中華料理の水ぎょうざとは違って上品な香りがする一品です。
ホタテ・イクラ・お芋のパンケーキ・ローストアーモンドの組み合わせが絶妙でした。アーモンドのおかげで、ホタテの甘みがしっかりと引き立ちます。
ノイリーソースはヴェルモットソースとも呼ばれるもので、ヴェルモットワインを使ったソースを指すそうです。生クリームが入っているから濃厚ではあるものの、酸味も加わっているのでしつこくありません。
メインは「白身魚の大ニベ」「ポーク」「牛フィレ」の3種類でした。母も私も迷うことはなく牛フィレを選びました。
歯が不要なほどにお肉が柔らかくて、まるでジュースを飲んでいるかのようでした。
※少ない量なので、ゆっくりじっくり味わいました。
肉の上にはデュクセルソースがたっぷりと添えられています。クレソンも嫌みがない主張感です。
クレープに包まれているのは、プリップリの手長エビと甘みの強いトマトでした。甘いものが得意ではない私としては、これがデザートでもいいくらいです。
メインのデザートの前に出される一皿です。ヨーグルトの中にたくさんのドライフルーツがちりばめられていて、口の中がサッパリとしました。
※カップのクローバーは、一つだけ四つ葉のクローバーが描かれています。シェフの遊び心です。動画でご確認ください。
デザートは2種類の用意があり、初めて知るバシュランに興味を持ったものの、あまりそそられなかったために通常の盛り合わせをお願いしました。
私のアイスはバニラで母はヨーグルト、ムースは私がレモンケーキで母がフランボワーズでした。当然ながら、半分ずついただきました。
個人的には手前のクレームブリュレが大ヒットしました。キャラメリゼがしっかりしていて、香ばしさと甘さの調和が良かったです。
デザート時はコーヒー・紅茶・ハーブティーが選べます。ハーブティーは3種類ありましたが、カモミール以外の2種類が初耳で味も香りも分からなかったので、香りをかがせていただけました。名前は失念しましたが、漢方のお茶に近い香りのハーブティーを選んでみました。
デザートの後に、かわいらしい箱に入ってる焼き菓子もいただきました(撮影をし忘れて申し訳ないです)。最後の最後まで楽しい時間が過ごせて幸せでした。
レストランモナリザ丸の内店のお店情報
最寄り駅は東京駅です。JR各線(山手線、中央線、京浜東北線、東海道線、横須賀線、総武線快速、京葉線、武蔵野線、東北・山形・秋田新幹線、上越・長野新幹線)と東京メトロ丸ノ内線は、地下から直通で丸ビルに入れます。千代田線二重橋前駅7番出口からは徒歩2分程度です。
店内にはオーナーシェフ河野さんの好きな花が飾られています。36階からの眺望も最高です(皇居を一望できる)。窓側ではない席でも、鏡のおかげでサンセットや夜景などの景色を楽しめます。
伺った日は平日でしたが、誕生日のお祝いで利用されている方が多かったです。お酒を飲まない私たちでも、ゆっくりとくつろげました。
ドレスコードはカジュアルと書かれていますが、土地柄もあってカジュアルな服装の方はいらっしゃいませんでした。ビジネスカジュアルを選べば問題はないでしょう。
オーナーシェフのこだわりが素晴らしくて、デザインされた食器も楽しめるところが女性に人気の高い理由だと思いました(説明もしていただけます)。結婚式や記念日などの特別な日に利用したくなるお店です。
恵比寿店は隠れ家のような雰囲気があり、オーナーシェフの趣味であるガーデニングも楽しめるそうです。ランチの時間帯は女性のお客様が開店から閉店までいることが多く、ゆっくりとした時間を過ごせるとのことでした。
定休日はなく、丸の内ビルディングの休館日に準じます(年始は1月2日からとのこと)。営業時間はランチが11:30~15:30(ラストオーダー13:30)、ディナーが17:30~23:00(ラストオーダー20:30) です。
- 店舗情報:レストランモナリザ丸の内店
- 住所:東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング 36F
- 電話:03-3240-5776(完全予約制のメニューモナリザはこちらから)