『サザンオールスターズLIVE TOUR 2019「“キミは見てくれが悪いんだから、アホ丸出しでマイクを握ってろ!!”だと!? ふざけるな!!」』の注釈付指定席が取れたので行ってまいりました。
サザンライブは『おいしい葡萄の旅』以来。4年ぶりです。いろいろとあったので、とても感慨深い気持ちでいっぱいになりました。
注意ライブレポートではありません。SASはスゴイのだ
私はわりと王道のサザンオールスターズしか知らなくて、バンドの歴史も実はよく知りません。それでも、どこかでゆる〜く聴いていました。
今回のツアーのセトリは後に記しておりますが、中盤の曲は知らない曲もちらほら。長年のファンにはたまらない? わりと攻めたセトリだったように思います。
でも、全体を通して聴いていて、「サザンの曲の振り幅って半端ないな」と思ってしまったのです。
ブルース調、ロック調、歌謡曲調、ボサノヴァ調、ラテン調etc…(書き出してみようと思ったけれど、音楽のジャンルがよく分からない)
私がサザンオールスターズの曲を一番聴いていたのは小学校2,3年の頃。母が持っていたカセットを車の中で聴いていました。夏休みに伊豆の海に向かう際に。
『チャコの海岸物語』『C調言葉にご用心』『いなせなロコモーション』『栞のテーマ』などが入っていたカセットだったので(なんのアルバムかは分からない)、サザン=夏のイメージが強かった頃です。
10代後半に入ってからは自ら好きになったミュージシャンの曲を聴くようになったので、テレビで流れてくる曲しか知らない時期もありました。だから、あらためて40年間に作られたあらゆる曲を聴くと新鮮でした。
こんなに幅広い音楽を奏でるのか!
60歳を過ぎてあれだけバカをやれるというのも素晴らしい! バンドというよりもエンターテイナーだなと。若い頃の勢いはありませんが、全員が生の音とお笑いを楽しんでいてカッコいい。
今でこそ“わけ分からんバンド”はたくさん存在しますが、きっとサザンオールスターズがデビューした当時は珍しい部類だったのではないかと。『勝手にシンドバッド』なんてノリだけで、歌詞を読んだら意味が分からないですものね! ヤバイTシャツ屋さんの『We love Tank-Top』くらい意味が分かりません(笑)。
※関口さんのダンスがツボでした。
前回のライブは母のガン発覚から1年でした。そして、今回は昨年に父が亡くなるという思ってもみなかった展開があり、「母はあと何回サザンのライブに行けるのだろう?」「サザンはいつまで活動できるのだろう?」と思ったら泣けてきました。
メットライフドームは坂があるため、息が上がっている母の手を引いて歩くなんてこともしました。40年前は私がしてもらっていたこと。母が行きたいと言っているライブには全部申し込むから、あと10年は頑張ってほしいと思いました。
セットリスト
シルエットで浮かび上がったサザンが演奏する『東京VICTORY』に号泣しました。
- 東京VICTORY
- 壮年JUMP
- 希望の轍
- 闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて
- SAUDADE~真冬の蜃気楼~
- 彩 ~Aja~
- 神の島遥か国
- 青春番外地
- 欲しくて欲しくてたまらない
- Moon Light Lover
- 赤い炎の女
- 北鎌倉の思い出
- 古戦場で濡れん坊は昭和のHero
- JAPANEGGAE(ジャパネゲエ)
- 女神達への情歌 (報道されないY型の彼方へ)
- 慕情
- 愛はスローにちょっとずつ
- ゆけ!!力道山
- CRY 哀 CRY
- HAIR
- 当って砕けろ
- 東京シャッフル
- DJ・コービーの伝説
- わすれじのレイド・バック
- 思い過ごしも恋のうち
- はっぴいえんど
- シュラバ☆ラ☆バンバ SHULABA-LA-BAMBA
- マチルダBABY
- ミス・ブランニュー・デイ (MISS BRAND-NEW DAY)
- イエローマン ~星の王子様~
- マンピーのG★SPOT
- I AM YOUR SINGER
- LOVE AFFAIR~秘密のデート
- 栄光の男
- 勝手にシンドバッド
- 旅姿六人衆
約3時間。サザンが演奏したい曲を演奏し尽くしたという感じでした。
「盛りだくさん! おなかがいっぱい。でも、できれば東京ドームにも行きたい」。そんな思いで帰宅しました。
※その後、東京ドームの追加席が取れて行けました。