友人から、誕生日プレゼントにすてきな器(カップ?!)をいただきました。すてきな器なので、きちんと目止めを行いましたよ(陶器を長く使いたい方は必ず目止めを行ってください)!
ズボラな私なので、誰にでもできる簡単な方法で行っています。「米のとぎ汁を用意するのは面倒!」と思う方は、ぜひ参考になさってみてください。
※原田晴子さんの作品です。
目止めをする理由
原料が石の磁器とは違い、陶器は原料が土です。
そのまま使用してしまうとニオイ・油・汁などを吸い込んでしまい、汚れやひび割れの原因になってしまいます。
こう書いてしまうと、
「陶器なんて面倒!どうせ壊れ物だし100均の器で十分!」
なんて声も聞こえそうですが……。
並みの料理が作れるなら、陶器に盛り付けた方が“それなりの料理”に変身します(笑)。
むしろ、料理に自信がない人ほど、器にこだわった方が目の錯覚を起こせます。
(物を大切に扱うという意味でも、きちんとした食器を使うのは大切だと思います)
話が脱線しましたが、お米から染み出るでんぷんが隙間に入り込み、汚れ等がしみにくくなります。
土鍋の場合はおかゆを炊くことで、水分のもれを防止できます。
簡単な目止めの仕方
自他ともに認めるズボラな私の適当なやり方をご紹介します。
- 鍋に水と陶器を入れ、一つかみのお米を入れる。
- 沸騰するまでは中火で火入れをする。
- お湯が沸いたら弱火で20分ほど煮沸する。
- 冷めるまで放置する。
- 洗って乾燥をする。
ちなみに、陶芸を趣味にしている伯母からいただいた陶器にはこんな丁寧な扱いをしておりません(笑)。
料理を盛り付ける前も水につけるといいそうですが、面倒なので省いています。
意外と割れませんし、ニオイが混ざることもありません。
汚れも入っておりません。
お店ならまだしも、家庭で使う場合はあまり神経質になる必要はないかなと思います。
それよりも、味のある陶器の良さを知ってもらいたいです。
友人が購入してくれたお店のウェブサイトに正しい目止めの仕方が載っているので、本来のやり方で目止めをしたい方は参考になさってみてください。
※原田晴子さんの食器も購入できます!
お米を使う方法すら面倒だと思う方には、食器用シリコーンを使用するという方法もあります(私はお米で十分なので使ったことはありませんが)。