1年前から楽しみにしていたスガフェス!まだかまだかと待っていたら、あっという間に終わって燃え尽きました(演者ではないから楽しんだだけですけど)。
注意ただの感想なので、レポートはスガフェス! 第一部の感想
第一部はバンド単位と謎の出演者で構成されていました(笑)。
- 怒髪天
- THE BACK HORN
- UNISON SQUARE GARDEN
- ふなっしー
- RADIO FISH
- 稲川 淳二
- Mr.Children
怒髪天 with スガシカオ
ROOTS 66つながりでもある増子さんとの縁で、トップから飛ばしてきました。お笑い要素強し! 歌はいいのですよ、もちろん。でも、それ以上に、笑顔の絶えない熱いステージを見せてくれました。
フェスで歌う曲というのは、基本的に「誰もがどこかで聞いたことがある曲」もしくは「一般的に受け入れられそうな曲」が多いと思うのですが、怒髪天は途中で先輩The ピーズの曲をカバーをするというぶっ飛んだことをしてくれました。この時点で普通のフェスとは一線を画しております(笑)。
全てがぶっ飛んでいると思っていたら、ラストにハッピを着て、歌詞カード(昭和のニオイプンプン)を見ながら『夜空ノムコウ』をカラオケするという斬新なことをやってくださいました。シカオちゃんが登場して芸人ばりにコケるというお笑い要素もあり。あの人数を前にして、しかも“さいたまスーパーアリーナ”という広い会場で、カラオケをした人っているのでしょうか?
しかし、『夜空ノムコウ』の封印はあっという間に解けましたね。第二部のスガンプーユでもセッションしていましたし。封印宣言は一体……。
- セイノワ
- オトナノススメ
- グライダー(The ピーズ カバー)
- 赤ら月
- 酒燃料爆進曲
- 夜空ノムコウ(with スガシカオ)
いきなり、泣かせます。結成33年だとか! 私、まだ小二でした。
THE BACK HORN with スガシカオ
35歳くいらまでは体力に自身がありましたが、さすがに最初から最後までスタンディングは無理だと思い、ミスチルからノンストップの予定でおりました。怒髪天の時はスタンド席にいたのですが、激しい後悔に襲われたので、バクホンからはスタンディングエリアに移動してしまいました。やっぱり、おとなしく席に着いていることなんてできません!
ここ数年はフェスに参加していないので、「スガ シカオ with 菅波栄純(THE BACK HORN)」はSNSや動画でしか知りません。バクホンの曲もメジャーなものしか知りませんが、こちらも熱くぶちかましてくれました。「この後、持つかな」と頭は心配しているのに、体は止まりません。
個人的には『あなたが待ってる』が聴けたのはうれしかったです。宇多田ヒカルど真ん中世代なので(ひょっとしてとは思いましたが、そのひょっとしてはなかった)。
シカオちゃんとは『With you』を! とがった音楽をやっていた人たちが、心に突き刺さるバラードを歌ってくれるのがたまらなく好きです。ギャップもえみたいな感じでしょうか? 反抗期だった子が、いろいろな人との出会いで成長していき、下の世代を育てるみたいな……。
音楽って、その時その時を表しているから楽しいって思えます。だから、「初期の頃が良かった」と言い続けるファンはあまり好きではないですね。進化のない音楽をやっている人に魅力なんてないと思ってしまいます。
- 罠
- 刃
- あなたが待ってる
- With You(with スガシカオ)
- コバルトブルー
UNISON SQUARE GARDEN with スガシカオ
UNISON SQUARE GARDENの曲はあまり知らなかったので、行く前にYouTubeで何曲か聴いていました。「これは絶対に聴かねば!」と思っていたのに、『シュガーソングとビターステップ』しか聴けませんでした。完全に時間配分を間違えました!
入る前に目を付けていた自家製ジンジャーエールを飲んだり、ドSおみくじを引いてインスタにアップしたり、のんびりと外でくつろいでいたら始まってしまいまして……。スタンディングエリアに到着した時にはラストの曲になっていました。だいぶ残念なことになりましたが、スピーカーでは聞こえてきたので良しとしましょう(できれば、もう一度この時間帯に戻りたい)。
- 桜のあと(all quartets lead to the?)
- オリオンをなぞる
- オトノバ中間試験
- 天国と地獄
- シュガーソングとビターステップ(with スガシカオ)
実は、『天国と地獄』が一番聴きたかった曲! 腹筋運動のBGMにすると、かな〜り効くのです(笑)。
ふなっしー with スガシカオ
発表された時に「何するの?」と思いましたが、いやはや、想像以上に盛り上がりましたね。
UNISON SQUARE GARDENの時に前方エリアが規制されていました。終わった後に移動しようと思っていたら、移動が不可能になりました。
暗転した途端に見えたのが、移動ステージに乗ったふなっしー! 「梨汁ブシャー」よりも、生ヘドバンに興奮しました。YOSHIKIさんみたいに頚椎をやられないようにお気を付けください。
ふな ふな ふなっしー♪〜ふなっしー公式テーマソング〜
公式テーマソングがあることを存じ上げませんでした(笑)。
ADIO FISH
なかなか発表されませんでしたが、来るだろうなとは思っていました。
藤森さんは本当に歌っているからスゴイ! “芸人”というフィルターを通して見ている人もいるだろうけれど、つべこべ言わずに一度は生で見た方がいいですね。口パクのアイドルやダンスグループなんかよりもはるかに上を行っています。
オリラジ(RADIO FISH内では御神体とSHAMAN)のダンスも、バックダンサー(RADIO FISH内ではSKILL-MASTER)に引けを取らないからすばらしい!
残念だったのは、シカオちゃんとのコラボがなかったことですかね。100%やることはないだろうとは思いっていましたが、どこに向かっているのかわからない堅ちゃんばりに踊ってほしかったというのが本音です。シカオちゃんが踊るなんて、こういう機会がなければ絶対にありえないことだから。
- 黄金時代
- ULTRA TIGER
- 進化論
- PERFECT HUMAN
スガフェスで公式発表した新曲『進化論』は、スガフェスに相応しかった!
稲川淳二
RADIO FISHが終わってから、すぐに稲川さんのOPトークが始まりました。
怖い話が苦手なので、発表された時から「絶対に逃げよう」と心に決めていました(笑)。OPトークの語り口だけでも怖かったですよ。G(ゴッキー)と比べたら恐くはありませんけどね……。
聞くべきだったと思いますが、想像力豊な私には無理でした! 稲川さん、ゴメンナサイ。お聞きになりたい方は、どうぞYouTubeでじっくりお聞きください。
- オープニングトーク
- 脂ぎった顔
- エンディングトーク
Mr.Children with スガシカオ
安定のMr.Childrenが登場! スガマニア第一世代は40代〜50代なので、ミスチルが好きな人も多いでしょう。歌詞には何度助けられたことか! 20代の頃の私には、スガシカオとMr.Childrenが影響を与え合うなど考えもしませんでした。
モンスターバンドと言われるゆえんは、スガシカオ主催でありながらも、会場をミスチル色に変えてしまうほどの力を持っているということなのかなと感じました。出てきた途端に、ミスチルのライブに早変わりしたかのようだったので! シカオちゃんがさいたまスーパーアリーナを埋められることはなくても、彼らは普通に埋められますからね……。
シカオコスプレ(?!)のサングラスをした桜井さんに違和感を感じつつも(笑)、他では見られないミスチルが見られた気がしました。とにかく楽しそう! つま恋でやっていた頃のap bank fesで二人が歌う『ファスナー』は聴いたことがありますが、ミスチルの演奏で聴くのは初めて。どちらも好きな人にとっては感動モノですよね! やはり、シカオちゃんが歌うと、この曲はエロさが倍増すると思うのは私だけでしょうか?
- fanfare
- 擬態
- Tomorrow never knows
- 跳べ
- 終わりなき旅
- ファスナー(with スガシカオ)
ミスチルは5月10日に25周年を迎えました! おめでとうございます。
スガフェス! 第二部の感想
第二部はスガシカオ with アーティストというスタイルのステージでした。ファイナルステージまで約三時間のノンストップライブです。ハウスバンドはkokua(武部聡志、小倉博和、根岸孝旨、屋敷豪太/敬称略)!
前方エリアは、できればモッシュに慣れている人たちに入ってほしかったかなと思います。好きなアーティストを間近で見たいのはわかるのですが、終わった途端に戻ろうとすれば、将棋倒しが起こるのは当然のことですものね。
誰が悪いわけでもないですが、事前にアナウンスをしておいても良かったのかなと思います(「始まったら戻らないでください」と)。けがをされた方も多いのではないでしょうか?
- SKY-HI
- スガンプーユ
- 水樹奈々
- ポルノグラフィティ
- kokua
- スガシカオ
SKY-HI
個人的に、この日のMVPはSKY-HIです。正直に話しますと、AAAの中の一人という認識しかなくて、予習もしていきませんでした。しかし、「こいつの可能性は無限大だ!」は本当でした。彼のラップにほれぼれしました。ワンマンに行きたいと思ったくらい!
『Double Down』が始まった時に、kokuaの演奏にウットリとしてしまいました。“レジェンド”であることは知っていますが、プロって本当にすごいなと感動しながら踊っていました。なんでもこなしてしまうし、王道も荒々しい演奏もなんでもアリなんだなと! ものすごくカッコ良かったです。
曲数は少なかったですが、『19才(スガ曲)』のフリースタイルジャムセッション時が私の最高潮だったと思います。本当にこれは聴けて良かったと思える! もう一度聴きたいので、ぜひDVD化してください(きっと、大人の事情でダメなんでしょうけど)。
- Double Down
- 19才
- スマイルドロップ
帰ってきてから聴きまくってます。やはり、私はひとりで活動している人が好きみたいです。
スガンプーユ
ユニット名(※)が決まった時、心の中では「マジか?!」と思うほどダサいと思っていましたが、このアコースティックユニットが最高に良かったです。
※スガ(フラ)ンプー(ル)(高橋)ユ(う)
封印したはずの『夜空ノムコウ』からのスタート! 宣言からまだ一年もたってませんけど……(笑)。ツッコみたい気持ちは置いておいて、三人の夜空はすばらしいほどに「引きの美学(高橋優いわく)」を全面に押し出していました。
妹がハマったことで聴くようになった高橋優曲! 傷がない人は本当の優しさを持てないのだと思わせてくれる人でもあります。シカオちゃんが「練習しながら泣いた」というのもうなずける『福笑い』は、彼がひとりで歌う時よりもさらに優しく、人とのつながりを感じさせてくれました。
アコースティックギターだけで演る『星に願いを(flumpool曲)』が、本家よりもいいと思いました(Vo.は変わらないけれど)。もともと、好きな曲でしたが、ギターのみだとストレートに伝わってくるので、だいぶ曲の印象が変わりますね!
最後に選んだ曲は、なんと二人が所属するアミューズの先輩“福山雅治”の『家族になろうよ』でした。「ここを抑えておけば!(優氏)」などと言うものだから、てっきりサザンの曲を演るのかと思いました(笑)。でも、声質が全く違う三人の声でハモる『家族になろうよ』は、本家が歌うことを放棄したくなるのではなかろうかと思うほどステキでした。
スガフェスだけのユニットだなんて本当にもったいないです。どこかで三人が一緒に出演することがあるのならば、ぜひ同じステージに立ってくれたらなと思います。
- 夜空ノムコウ
- 福笑い
- 星に願いを
- 家族になろうよ(福山雅治 カバー)
水樹奈々
演者の中で唯一の女性アーティストでもある水樹奈々さんの歌唱力のすごさ! 年齢的にはほんの少し下なのだけれど、この年齢でここまで声が出るのは「圧巻!」としか言いようがありません。
ファンはご存じの通り、音楽ファンとは一線を画しておりますので、だいぶ圧倒されました(笑)。止まぬ「奈々様」コールに押されつつも、冷静に「スガフェスならでは」と心の中で笑っていました。だいぶ貴重な体験でした。
一曲目の『ETERNAL BLAZE』が終わり、『はじまりの日』が始まった途端に、それまで圧倒されていたスガマニアが応戦するように跳びまくる感じがたまりませんでした。Dさん(Mummy-D from Rhymester)も久々に登場し、「今日は、Escapeをしに来たんだ、ウォー!!!!!」みたいな気持ちになりました。
三曲目の『恋想花火』はシカオちゃんがチョイスした楽曲。水樹さんの美しい声に、シカオボイスが奇麗に重なっていました。
水樹さんとはサポメンのバンマスでもある竜太さんつながりなんですね! バンドだと横のつながりが限られてくると思いますが、「どこでつながったの?」というのはSSWならではかもしれません。
- ETERNAL BLAZE
- はじまりの日 feat. Mummy-D
- 恋想花火
ポルノグラフィティ
ご近所友だち? 飲み友だち? 岡野さんいわく、「ミュージシャンの中で一番のスガマニア」だとか……(笑)。
個人的には、仕事をしながら車の中で聴いていたNACK5の『FUNKY FRIDAY(DJ:小林克也)』で、何週も連続一位を獲得していた『アゲハ蝶』が聴けたのがうれしかったです! (この番組、今も続いているのね(驚))
スガマニア愛が詰まった“スガシカオメドレー”もステキでした。本当にありがとう! ポルノ×スガで聴けるとは思ってもみませんでした。
- アゲハ蝶
- スガシカオメドレー(黄金の月、SWEET BABY、コノユビトマレ)
- ハネウマライダー
当時は『アゲハ蝶』の歌詞にあまりピンとこなかったのですが、今はグサッと突き刺さります。この年齢でこれを書いたハルイチさんすごっ!
kokua
ポルノグラフィティが終わると、いよいよ終盤に差し掛かります。最後はハウスバンドでもあるkokua!
夜中に発表されたスガフェスver.の午後パレダンスを頑張って覚えて行ったのに、ギュウギュウすぎて踊れる状態じゃありませんでした。いつもと変わらない振り付けで終わったような……(笑)。自分からモッシュの渦に巻き込まれて行ったので、文句は言えません。満員電車は不快なのに、モッシュは不快と思わないのはなぜでしょう?
第二部でいろいろな表情を見せてくれたkokuaのバンドメンバーたちの演奏に感動しながら、「あと一歩だけ進もう」とシンクロするライトの光がまるで希望の象徴のような気がして、「もっと頑張るぞ!」的なことを心に誓いました(その時は)。
- 夢のゴール(SKY-HIの前)
- 午後のパレード
- Progress
いい歳して子どもじみたところもある私ですが、『Progress』を聴くと「40歳ってこんなものなんだな。成長途中なんだな」と思い、気が引き締まります。
スガシカオ
ヘッドライナーはスガシカオ本人! kokuaではなく、いつものサポートメンバーでのファンキーライブがスタートしました。
私は埋もれてしまってステージ上が全く見えず、スクリーンも真上過ぎて何も見えなかったのですが、ギターがJUON×Duranというぜいたくバージョンだったことを後で知りました。
- アイタイ
- Real Face〜ドキドキしちゃう〜91時91分
- アストライド
- 奇跡
- Re:You
- 19才
したくてたまらない(アンコール)
アンコールは『スガ シカオなりきりコンテスト「スガうた ダンジョン」優勝者』と一緒に登場したのですが、なんと12歳の女の子でした(帰宅してから知った)! 選曲はコレで良かったのでしょうか(笑)?
シカオちゃんの部分は、ほとんど記憶に残っておりません。『Real Face』が始まった瞬間から、どこかにぶっ飛んでいましたから……。「楽しかった」というよりも、「あの時、死ななくて良かったな! アタシ」という気持ちが強いです。
スガフェス! 全体の感想
スガマニアではない静岡の友人と行くつもりが、「その日、普通の土曜日だから仕事だ〜」ということでぼっち参戦になってしまった今回のフェス。いい加減にフェスのぼっち参戦はやめようと思っていたのに、行ってみたら意外と忙しくて、「本当にぼっちだったのか?」と思うくらい楽しく過ごせました。
やはり、フェスの醍醐味(だいごみ)と言えばフェス飯ですよね! ビバラ連動だったため、アーティストとのコラボメニューもあったのですが、どこも混んでいるのでやめました。地元のお店が出店しているエリアで見つけた馬肉丼とか、しらす丼とか、久々にご飯をガッツリ食べました(運動量が半端ないので全て消費)。
シカオちゃんは当日のスタッフに苛立ちを覚えた部分もあったようですが、私個人としては特に大きなトラブルもなく、それほど不快な思いをすることもなかったので、気持ちよく帰り着くことができました(まあ、最後にイラッとすることもあったのですが)。
ちょっとかわいそうだったなと思ったのは、“スガフェスゴー!”の参加者ですね。確かに「全部見せてやる」とは書いていないし、会場のほとんどの人がお金を払って見ているわけだから、仕方がないのかもしれませんが…。ここまでするからには“スガシカオのファン”なのだろうから、最後が楽しめなかった(ミスチル辺りからでしたっけ?)というのはかわいそうな気がしました。せめて、シカオちゃんのアクトだけは参加させてあげてよと(苦笑)。
後日談としてモヤモヤもありましたが、私としては20年後も“スガフェス!”の開催は希望します。シカオちゃんは70歳ですけど(笑)。今の20代は40代になるわけですから、また違う意味でカオスなフェスとなることでしょう(妄想するだけで楽しい)。
大阪で『スガフェス!WEST』の開催が決定していますので、こちらも絶対に参戦します! 恐らく、スガマニアのためだけのフェスだと思うので(ファンクが足りなかった! ってのが本音です)。頑張って働くゾ!
長々とお読みいただき、誠にありがとうございました_(._.)_