【季節の変わり目食事術】春の不調を緩和する食材の選び方と簡単レシピ

夜の貴重なお時間にご訪問いただき、誠にありがとうございます。楽食楽生クリエイターのちえ(@funky_nutrients_c25)です。

植物が芽吹く春。ウキウキする人がいる反面、ソワソワして気分が沈みがちの人も増えます。日中と夜の気温差によって自律神経が乱れ、メンタルの不調からさまざまな体調不良を感じやすいからです。

春の不調を感じやすい方が少しでも楽になるための食事術をご紹介します。

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春の体調不良におすすめの食材

春に起こりやすい不調

冬は栄養をためようとする力が働き、体にとって有害な物質や余分な脂肪や老廃物もためこみます。これを開放するのが新陳代謝が働きやすくなる春です。

特に不調が出やすいのは肝臓・胆のうが弱い方です。筋肉や眼にトラブルを起こしやすい方も注意してください。

これをコントロールする苦味・渋味・酸味を持つ食材が春に出回るので、上手に生かして下記のような不調を緩和しましょう。

  • めまい
  • 不眠
  • 花粉症
  • 頭痛
  • 肩こり
  • だるい
  • 食欲減退
  • イライラ
  • 肌荒れ

など

苦味や渋味は血流のトラブルに、酸味は肝臓の働きに力を貸します。

春の旬食材

酸味

いよかん、夏みかん、八朔、文旦、ポンカン、オレンジ、キウイ、シークヮーサーなど

苦味

ウド、カブ、小松菜、タラの芽、春菊、ふき、フキノトウ、菜の花、たけのこ、芽キャベツ、ヨモギなど

甘味

えんどう豆、そら豆、春キャベツ、セロリ、せり、ワラビ、うるい、いちご、マダイ、ホタルイカ、芝エビなど

辛味

新玉ねぎ、にら、わけぎ、あさつき、三つ葉、さんしょう(芽)、蕾菜、ノビルなど

かん味(塩辛い味)

アサリ、ハマグリ、のり、ワカメ、ひじき、なまこなど

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春食材の選び方と簡単レシピ

苦味・渋味には辛味を、酸味には甘味を組み合わせるとバランスが取れます。

菜の花の辛子酢みそ和え

苦味・辛味・甘味・酸味・かん味の掛け合わせです。

花粉症や鼻炎などのアレルギーに悩まされやすい方に向いています。

自律神経が乱れやすくて不眠やうつ状態に陥りやすい方は、ストレス軽減や精神の安定につながる貝類をプラスするといいでしょう。肌荒れをしやすい方は、皮膚や粘膜を強化するビタミンAが豊富なホタルイカをプラスしてみてください。

春キャベツのコールスロー

甘味・酸味・辛味の掛け合わせです。キャベツは体を冷やしやすいので、温性のこしょうや粒マスタードでバランスを取りましょう。

食欲不振や消化不良などの胃腸の不調が出やすい方、不安感やイライラしやすい方に向いています。くるみを一緒に和えるとイライラ感を抑えやすいです。

春はできるだけ甘いものを避けたい季節ですが、はちみつは内蔵を乱さないので調理におすすめです。冬に蓄積した脂肪や有害物質の解毒や肌のうるおいにも力を貸します。非加熱の天然はちみつをお使いください。

アサリと春キャベツの酒蒸し

甘味・かん味・辛味の掛け合わせです。春の不調には苦味・酸味も加えたいので、タケノコとレモンを追加してもいいでしょう。

不眠に悩まされやすい方、貧血を起こしやすい方、肩こりに悩まされる方に向いています。頭痛の軽減にはにんにくや新玉ねぎを加えるのがおすすめです。

体を冷やしやすい食材を使っているので、あさつきやさんしょうの芽などで辛味を加えるとバランスが取れます。

レモンの酸味やビタミンCは、アサリに含まれる鉄分を吸収しやすい形にしてくれます。個人的にはピリッとからいレモスコで食べるのがおすすめです。

洋風にしたい場合は酒ではなく白ワインを使ってください。

カキと小松菜のスパイスガーリック炒め

アサリで作っても美味しいです。

小松菜は苦味食材でレモンは酸味食材なので、春の不調を整えるのに向いています。

この記事のまとめ

  • 春は肝臓・胆のうが弱い方、眼・筋肉にトラブルを起こしやすい方が注意の季節。苦味・渋味・酸味を含む食材をうまく活用するとよい。甘味・辛味・かん味を含む春の旬食材も活用して、体内でのバランスを保つこと。
  • それぞれの不調に合わせたレシピをご紹介。アレルギー・不眠・うつ状態におすすめの「菜の花の辛子酢みそ和え」、食欲減退・消化不良・不安感・イライラ感におすすめの「春キャベツのコールスロー」、不眠・貧血・肩こり・頭痛におすすめの「アサリとキャベツの酒蒸し」。
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