スパイスとにんにくをしっかりと効かせたカキの炒めものをご紹介します。ご飯に乗せてもスパゲッティに絡めてもおいしい一品です。
カキと小松菜のスパイスガーリック炒めのレシピ
- カキ:1パック(200〜250g程度)
- 小松菜(青菜ならなんでもOK):2束
- にんにく:1/2〜1かけ(お好みで)
- クミンシード:小さじ1
- フェンネルシード:小さじ1/2
- コリアンダーパウダー:適量
- 唐辛子:好みの辛さに応じて
- ホワイトペッパー:少々
- 白しょう油または薄口しょう油:適宜
- オリーブ油:大さじ2&分量外
- 水溶きかたくり粉:適量
- 水:100cc
- 酒(日本酒または白ワイン):大さじ1
- レモン:お好みで
※余っていた芽キャベツがあったので使用しています。
下準備として、にんにくをみじん切りに、小松菜を1/4カットに、カキの汚れ落としをしておく。
フライパンにオリーブ油を入れ、にんにく・クミンシード・フェンネルシードを入れてから火をつける。
弱火でじっくりと香りが立つまで火を通す。辛いものが得意な方は、火からフライパンを離して種を除いた唐辛子を折って1本入れる。
水と酒を入れて強火にする。
煮立ってきたらカキを入れる。辛いものが苦手な方はここで輪切りの唐辛子を少しだけ入れ、中火で2分ほど炒め煮にする。
小松菜の茎を入れてコリアンダーパウダーを1〜2振りしてふたをし、弱めの中火で2分ほど蒸し煮にする。
味見をしてから白しょう油を追加し、最後に葉を入れてしんなりしたら水溶きかたくり粉でとろみをつける。
※カキの塩分でちょうどいい塩加減であれば、白しょう油は入れなくても大丈夫です。
皿に盛り付けて、ホワイトペッパーを少々かけ、オリーブ油を一回しする。お好みでレモンを絞る。
※アサリで作っても美味しいです。
カキとスパイスの相性について
産卵前の3〜4月が最も栄養価が高くなるカキに相性の良いスパイスを選びました。
クミンは独特の香りがするため、カキの匂いを緩和させてくれます。抗ウイルス効果も期待できるため、万が一の時に体を守ってくれるかもしれません。
フェンネルはほんのり甘い香りのするセリ科の植物で、魚介類の料理にピッタリのスパイスです。独特の香りがするので、量は調整するといいと思います。
どちらも消化作用が見込めるので、カキに含まれるタンパク質やミネラルをしっかりと吸収させたい時にうってつけのスパイスです。貧血になりやすい女性は合わせて使うことをおすすめします。
クミンとフェンネルには、駆風作用といって腸にたまるガスを排出する働きも持ち合わせています。にんにくを食べるとガスがたまるという方は、にんにくの料理に使用してみてください。
スパイスではありませんが、お好みで絞るレモンはできれば使用してください。カキに含まれる亜鉛や鉄などのミネラルの吸収を助けてくれます。
スパイスを合わせることで食材の栄養価が高まります。日々の料理に少しだけプラスして、食卓を豊かにしてみてはいかがでしょうか。