- 胃がムカムカ
- ゲップが止まらない
- 胸焼けがひどい
- 吐き気がする(おう吐なし)
こんな時にスッキリ感をもたらしてくれる特製スパイスティーのレシピをご紹介します。
スッキリスパイスティーのレシピ
- クミンシード:小さじ1/2
- コリアンダーシード:小さじ1
- フェンネルシード:小さじ1
- リコリス:小さじ1/2〜1
- 水:250cc
事前準備として、鍋に水を入れて沸騰させておく。
※パウダーを溶かして飲むよりもシード類を炒って煮出した方がスッキリ感が高いので、できればシード類を購入してください。
クミンシードの香りが立つまで炒る。
コリアンダーシード・フェンネルシードを入れて色づくまで炒る。
すり鉢・すりこぎを使ってつぶす。
※この工程を省いてもおいしいです。
沸騰したお湯の中にスパイスを入れ、強めの中火で5分ほど煮出す。途中でかき混ぜるとよい。
茶こしでこして出来上がり。
たくさん作って冷蔵保存をしておいてもいいですね。
スッキリスパイスティー作成の裏話
以前に、逆流性食道炎・上皮バレットと診断されました。
胃もたれ・胸焼けを感じるようになって約1週間後に通院したのですが、この間に助けてくれたのがご紹介したスパイスティーです。
胃カメラ検査をするまでは特に対処法もないため、おかゆを中心に食べられるものを食べつつ様子見をしていました。この間もつらい時はスパイスティーが助けてくれました。
クミン・コリアンダー・フェンネルは吐き気を抑えるのに適したスパイスです。リコリスは漢方薬でもおなじみの甘草で、炎症を抑えるのに適しています。
麦茶みたいな香ばしい味に仕上がるので、本音を言えば甘みの強いリコリスを入れない方がおいしくいただけます。しかし、リコリスに消化管の粘膜を胃酸から守る役割があるため、胃のムカムカ・ゲップ・胸焼け・吐き気がある時には入れた方がいいと判断して入れることにしました(臨機応変でOK)。
甘草には以下のような副作用があるので注意が必要です。
- 低カリウム血症
- 浮腫(むくみ)
- 高ナトリウム血症
- 血圧上昇
甘草を含む漢方薬を服用していたり、良かれと思ってサプリメントで飲んでいたりする方は避けてください(自己流で飲んでいる方は今すぐにやめましょう)。
胸焼けが続くのは、アーユルヴェーダの考え方でいけばピッタの乱れが考えられます。ピッタは火のエネルギーを持つため、消化や代謝の力が強いです。しかし、過剰になると炎症に傾いてしまいます。
クミンの量を減らしたのはピッタを上げる性質があるためです。ただし、食べるわけではないので恐れることはありません。未消化物を燃やす働きがあるので、胃で食べたものがいつまでも残っている感じがする時の助けになってくれます。
ムカムカはすぐに治まりませんが、30分くらいでスッキリ感が感じられます。食前や食間に飲むのがおすすめです。
使用するスパイスの量から考えても、薬ほどの威力はないので治ることはありません。頻繁に起こるようなら自己診断をせず、しっかりと治療をしてください。これらの症状は逆流性食道炎だけとは限りません。