フェス感は薄かったですが、タイトル通りの“Adult day & night ☆”がピッタリな1日を過ごせました。
※レポートではありません。独りよがりな感想です。
オープニングアクト
YouTubeにてチェック済みだったので、全てのアーティストを楽しみにしていました。
ところが、当日は寝坊して予定到着時刻に間に合わず、JO-TERRACEとのコラボメニューを意地で並んで食べた結果、貴重な3組の歌は聴けませんでした(悲)。
入場した時には、東京都から来たスガシカオさんが『夜空ノムコウ』を演奏されておりました。本編に入る前にデビュー曲を歌ってしまうという……(笑)。
並ぶのが大嫌いなため、いつもなら絶対に諦めるのに、なぜ意地を張ってしまったのでしょうか? 冷静に考えたら、大阪じゃなくても食べられるメニューです(相棒に思い切りバカにされましたw)。音楽を優先するべきでした。
スガフェスWEST〜kokua編
裏切らないkokua
kokuaではオレオレ感を排除して、皆に向けたメッセージが強い歌詞を意識して書いている。
スガ談
kokua初のツアー後も書いていますが、kokuaの楽曲は私にとって栄養分であります。歌詞にしろ、演奏にしろ、とにかく裏切らない!
感受性が強いため、子どもの頃から涙腺は弱い方ですが、最近は「体中の水分という水分が抜け切って干からびるんじゃないか?」と思うくらいスイッチの入り方がひどいです。
『Stars』から『砂時計』は涙腺崩壊! 私には子どもがいないのに、『砂時計』は子を思う親の気持ちがリンクしてオイオイ泣いてしまいました(笑)。姪や甥と過ごす時間が長いからか、全く同じ気持ちになってしまうのです。
前回も涙腺は崩壊しましたが、今回は脳内に鮮明な映像が流れてきてしまい、まるで映画を一本観終わったくらいの気持ちになってしまいました。
きっと、スガシカオというアーティストを知った20代では、絶対に響かなかったと思います。勝手な思いですが、一緒に成長してこられたからなのかなと……(脳内の半分は中二病ですけどw)。
- BEATOPIA
- 夢のゴール
- Stars
- 街角
- 砂時計
- 私たちの望むものは
- 黒い靴
- Music Train ~春の魔術師~
- Blue
- 午後のパレード
- Progress
涙、涙の元春さん
佐野元春さんのことは、従兄がこの世を去ったことで知りました。
当時、私は中学3年生になったばかりで、交通事故で身近な人が逝くということを受け入れるのに時間が掛かりました。本当は今も受け入れていないのかもしれませんが、そんな気持ちをうまく隠せるほど大人になってしまいました。
私の知らない従兄が生きてきた時間の中に、佐野元春さんの曲が存在しており、1周忌の時にみんなで『SOMEDAY』を歌ったことは鮮明に覚えています。
私にとっては特別な曲だったので、最後に歌われた時は彼がまるで降臨したかのように号泣してしまいました。聴かせていただいて、本当にありがとうございました! 彼に聴かせてあげたかったです。
それにしても、60代とは思えないほどカッコイイ人でした。『情けない週末』ではキーボードによる弾き語り! まだ、メインにも達していない状態で、既に満腹状態でした(笑)。
- YOUNG BLOODS
- 情けない週末
- SOMEDAY
スガフェスWEST〜スガシカオ編
荒々しいスガバンド
後半戦は本家本元“スガシカオ”の登場です。
サポメンは、“坂本竜太”“Pochi”“Duran”“SATOKO”“マヤ・ハッチ”でした(敬称略)。
スガ氏のライブという点で言えば、前回のスガフェスは物足りなさだけが残ったので、「ごちそうさまでした。満腹です」という状態でした。『夕立ち』や『日曜日の午後』など、かつての楽曲も演奏してくれてうれしかったです。
ですが! 20周年イヤーということであえて言わせていただきます。
もっと濃いのをちょうだい!!!!!
もっと聴いていたい……。もっと踊っていたい……。アレやってない、コレやっていない……。
全て演奏できないのは理解しております。が! 「スガシカオってこんなもんじゃないだろう!」という気持ちが残りました。
もっと、ニオイ系の曲が欲しい! スガファンクをもっとたっぷり浴びさせてください! アジアサーキットでは、あんな曲やこんな曲でおじさん・おばさんを狂わせてくださいよ。期待しています(笑)。
- あまい果実
- Real Face
- Party People
- 19才
- はじまりの日
- 黄金の月
- アストライド
- 夕立ち
- アイタイ
- 日曜日の午後
- 真夜中の虹
- アシンメトリー
- 奇跡
- コノユビトマレ
- イジメテミタイ
- したくてたまらない(アンコール)
魔性の?! 片平里菜
スガフェスWESTの来場者は、9割ほどがスガシカオのファンだったと思います。決して狭い会場でもありませんでした。
スガ曲でヒートアップし、完全にアウェイな空気の中、片平さんはギター一本で弾き語りを行いました。スゴイ度胸!
お互い媚を売らない性格だからだろうか、はじめての会話はほんの10秒程で終わった。たったの10秒だ。クソ愛想もねー女だなと思ったが、たぶんクソつんまんねー先輩だなとも思われていたと思う・・・あまりいいスタートではなかった。
スガフェスWEST公式サイト アーティスト紹介ページより引用
サポメンが下がった後、堂々とした姿でステージに立ち、二言三言の会話だけで微妙な空気が流れました。「大丈夫?」と心配になってしまうくらい……。
ところが、『最高の仕打ち』が始まった途端、一気に心を奪っていきました。華奢(きゃしゃ)な体からは想像できないくらいの歌唱力!あの広い会場で、たった一本のギターと歌声だけで、会場にいた全員を引き込んだと思います。
ほとんどしゃべらないのに、どこにそんな熱を隠し持っているのだろう?私は、帰ってきてから彼女の歌を聴きまくっています。言い方は悪いですが、彼女は魔性の女です(笑)。生で聴けば理解できると思います。
- 最高の仕打ち
- 煙たい (with スガシカオ)
- なまえ (with スガシカオ)
- Come Back Home
爆笑! オーケンさん
筋肉少女帯のことも、大槻ケンヂさんのことも存じ上げておりますが、歌は一つも知りません(笑)。
しかし、オーケンさんは、私が都内ですれ違う芸能人で2番目によく見掛ける方です。祖父母の家の近くにあった本屋さんでは、よくサイン会も行われていました。ラジオもよく聞いていました。
歌の破壊力もすごかったですが、トークの破壊力もすごかったです。「昨日はホテルにたどり着けなくて新聞を敷いて路上で寝た」とか、本気なのかネタなのかが分かりません(笑)。
個人的には、「元春さんが中学の10年先輩で、当時お世話になったことをあいさつに言ったら、お世話していないって言われた」というトークがツボでした。10年先輩って、小学校でもすれ違っていないですものね……。面白すぎます。
- 日本印度化計画
- とん平のヘイ・ユー・ブルース
- 踊るダメ人間
豊富な企画物
前回より企画は少なかったですが、ゆっくり楽しめた気がします。
「なかやまきんに君は何するの?」と不思議で仕方がなかったですが、かけすぎ部の原型(?)とも言われている“マグマスパゲッティ”を実演していました。
映像で見ても笑えませんが、ああいう場所で見るとなぜか笑えます。プレゼント企画もひどかったですね(笑)。
スガうたダンジョン東西優勝者のステージは、トイレ休憩で東の優勝者である女の子しか聴けませんでした。12歳とは思えないほどの歌唱力に驚き! 音楽の道に進んだら面白いなぁなんて……。
かつて、ダイビングを日帰りでしていた頃のような弾丸旅でしたが、行けて本当に良かったです。関東以北のスガマニアは足がなく、中止せざるを得なかった方もいたようですね……。
シカオちゃんが音楽を続ける限り、ゆるく体を鍛えてライブには遊びに行きますよ。