姪1の高校合格祝い旅行として『クラブメット石垣島』に行ってまいりました(70代母、私、妹、妹の子どもたちの計6名)。2泊3日の弾丸旅行でしたが、ギリギリまで遊び尽くしました。
※1.子どもは到着時が15歳、12歳、8歳でした。子供料金は4〜11歳が大人料金の40%割引、12〜17歳は20%割引で、11歳未満には部屋のキーは与えられません。
※2.長文なので、目次から必要な情報を選んでお読みください。
※3.スタッフはG.Oと呼ばれていて、外国籍の方が9割くらいです。基本は英語でお話しされますが、日本語も理解できる方たちです。中学生レベルの英語が分かれば会話には困りません。子どもたちはオドオドしていましたが、「知ってる単語を話せば伝わるよ」と教えたら話せていました。
2泊3日の旅プラン
クラブメッドは飛行機付きプランのオールインクルーシブ(送迎込み)が売りですが、完全なオールインクルーシブにしてしまうと遊ぶ時間が取れないので諦めました。
行きは羽田6:35発のJALを、帰りは石垣島15:30発のANAを選びました。直行便だとアクセスは非常にいいです。早朝の出発なので羽田空港内のホテルに前泊をしています。
石垣島空港とホテルの送迎は有料でお願いしました(空港から約40分)。到着日は11時半頃にホテル着、出発日は13時頃にホテルを出発です。
宿泊プランだとレセプション以外の施設は利用できませんが、アーリーチェックイン(別料金)を利用すると部屋以外の利用が可能です。シャワールームで着替えができるようですが、案内されなかったので閉鎖されていたのかもしれません。屋外プールや海の利用をしたい方はスタッフに聞いてみてください。
私たちは昼食を取ってからすぐに海に行きたかったので、スタッフに尋ねてみたら部屋に通してもらえました。水着に着替えてレストランに向かい、夕方までは海でシュノーケリングをして遊びました。
最終日は川平湾のグラスボートにも行けました。前日に「チェックアウト後に楽しめるツアーを申し込みたいのですが、帰ってきてから昼食が取れる方法はないですか? 13時に出発しなければならないので」とオプショナルツアーデスクに相談したところ、11時からだったグラスボートを10時半からにしてもらえました。
2泊3日はおすすめしませんが、時間に限りがある方は参考にしていただきたいです(羽田発の場合)。この方法で遊びに行くと2.2日分くらいは楽しめます。
クラブメッド石垣島の外観・客室・館内について
外観・レセプション・チェックイン & アウトの手続き
クラブメッドカビラの一部は西表石垣国立公園に指定されています。送迎の運転手さんの話によると、野生のクジャクが見られることもあるとか!
チェックインは15時からで、チェックアウトは10時です(有料でアーリーチェックイン・レイトチェックアウトも可能)。
到着時には香りの良いおしぼりとウェルカムドリンクが出ます。大人も子どもも冷たいジャスミンティーでした(子ども2名は飲めず)。
チェックアウトの手続きは前日の夕方からできます。レセプションで使用できるのは現金またはクレジットカードのみ(VISA, MASTER, JCB, SAISON, UC, DC, JAL, DINERS, AMEX, UFJ)です。スマホ決済は利用できません。
客室
全181室で、「スーペリアルーム(定員3名・4名・6名の3タイプ)」「デラックスルーム(シービュー:定員3名・6名、ガーデンビュー:定員3名・4名・6名の5タイプ)」「スイート・ルーム(定員4名の1タイプ)」があります。
私たちは「デラックスルーム(シービュー)」をコネクティングルームでお願いしました。
大きな荷物はスタッフが運んでくださいますが、敷地内を走れるカートなどはないので、足の悪い方や小さなお子様がいらっしゃる方はレセプションに近い部屋を選ぶといいでしょう。
ベッドが3台だとだいぶ狭いですが、部屋にいる時間はほとんどないので気になりませんでした。
部屋に入る時はこちらのキーをタッチします。チェックイン時にスタッフが付けてくださいます。
大人には寝具(浴衣)があります。子ども(小学生以下)は持参してください。
施設内にコインランドリー(200円)があります。水着はわりと乾かないので、帰る日の荷物の重さを減らすのに便利です。
アメニティは、備え付けのシャンプー・コンディショナー・ボディソープ・フェイス & ウォッシュ・ボディ & ハンドミルクと最小限でした。歯ブラシの用意はありますが持参しました。
部屋(3階)からの眺めはこんな感じです。
※室内の設備は最小限ですが、ほとんど部屋にいないので十分に感じました。
館内
館内はバリのリゾートのような雰囲気が漂っていました。
甥とフィットネスジムで鍛えようと約束をしていたのですが、18歳以上の使用となっていました。マシンは「ランニングマシン」「フィットネスバイク2種」「クロストレーナー」が置いてあります。
卓球やスカッシュ(2面)は自由に遊べます。スカッシュは運動靴着用が義務付けられているので要注意です。
石垣島は3月の中旬に海開きをします(2024年は3月16日)。春休み期間中はマリンスポーツが楽しめるので、水着の準備は必須です。
マリンシューズは借りられますが、数に限りがあるので持参をするといいでしょう。タオルはレセプションで借りられます(1日1枚)。
海に入れる時間はライフガードが監視している9〜17時です。潮位表が海に行く途中の道にあるので確認してください。海況を示す旗も同じ場所に設置してあります(緑・赤のみ遊泳可能)。
ビーチベッドに荷物を置いて遊べますが、食べ物は絶対に出さないでください。カラスが荒らします。
レセプションを出て右手側に歩いていくと、テニスコート(5面)・サッカー場・アーチェリー場があります(距離あり)。
バスケットコートも自由に使えます。ボールはレセプションで借りてください。
ウィンドサーフィンは経験者のみ時間に関係なく借りられます。未経験者はレッスンを受けてからです(アクティビティの予約方法で説明)。
公式サイトのAIコンシェルジュによるとプールの使用時間は7:00~21:00と出ますが、冬時間のためか9:00〜18:00でした。
全館禁煙ですが、ビーチに限って喫煙ができるようです(写真中段右の青い鉢が灰皿)。
海はプールの脇にある階段から行けますが、卓球台が置いてある場所からも行けます。また、1階の部屋だとそのまま行けるようです。
ティンガラバーは9〜24時まで開いています。子ども用ドリンク、ソフトドリンク、アルコール、ノンアルコールが楽しめます。時間ごとに軽食の用意もあるので、遊んだ後の空腹時に便利でした。
夜はイベントをやっているみたいですが、日中の遊びが忙しかったので楽しむ暇はありませんでした。ダンスやライブが好きな方は行ってみるといいでしょう。
ドリンク類は外に持ち出しが可能ですが、食べ物は持ち出し禁止です(カラス対策)。
大人用のイベントがないところは非常に残念でした。エイサーが見たかったです。
レストランは一カ所で、ビュッフェスタイルです。いろいろな国の料理が並んでいます(食事で説明)。
レストランに入ると、スタッフが席に案内してくださいます。
スパ(エステ)の利用は18歳以上で、男性の利用も可能です(利用しませんでした)。
クラブメッド石垣島の食事について
食事の種類は豊富ですが、子ども向けの料理が意外と少ない気がしました。バラエティに富んでいるので、偏食がない大人なら楽しめると思います。
※ドリンクバーの近くに離乳食の用意はあります。
チェックインからチェックアウトの日までの間に誕生日が入っている方は、無料でケーキを出してもらえます(要予約)。毎日、19時過ぎくらいにG.Oさんが歌を歌いながらケーキを運んでくださるサービスがあります。
追加料金を支払えば、特別料理のオーダーが可能です。石垣牛のステーキなどをお試しになるといいかもしれません。
旅行中に姪2の誕生日が入っていましたが、人前でのサプライズを嫌う子なのでやめておきました。
朝から晩までビュッフェスタイルのため、考えながら食べないと食べ過ぎてしまいます。調子に乗らないようにバランスを考えながら食べたつもりですが、写真以外にも食べているので確実にカロリーオーバーはしております。
サラダバーの他に「本日のサラダ(朝昼夜で変わる)」のコーナーがあり、野菜不足に陥らないのがとても良かったです。
沖縄の郷土料理が少ないのは残念です(初日の夜はバサの天ぷらのみ)。
スイーツもバラエティに富んでいます。私はスイーツが得意ではないので、ランチに少しいただくくらいでしたが、子どもたちは調子に乗って(毎食)いろいろと選んでいました。
2日目の朝は水泳テストがあったので控えめにしたつもりでしたが、オムレツが美味しいのでおかわりをするなど全く控えめにはなりませんでした。
昼も肉を食べたり魚を食べたり、ついカロリーオーバーをしてしまいました。
2日目はちょうどイースターの日で、夜はパーティ会場のようでした。G.Oさんは全員がドレスアップしていました。ドレスコードもそのようになっていましたが、合わせている宿泊客は少ないです。
イースターの夜は沖縄の郷土料理がたくさん出ていました。八重山そば、ラフテー、グルクンの天ぷらなど。八重山そばの出汁がとても美味しくて、思わずおかわりをしてしまいました。
カレーが好きなので、ビリヤニとダルカレーもたっぷりと! 朝から晩まで食べてばかりだったので、たくさん運動をしたわりには消費されませんでした。
基本的にどの国の料理も食べられる私ですが、さすがに3日目の朝には飽きてしまいました。ご飯・納豆・みそ汁の組み合わせがやっぱり安心すると思いつつ、オムレツは外せませんでした。
※とは言え、ランチにはまたハンバーガーを作って食べるという。子どもたちが食べているのを見たらつい……。
クラブメッド石垣島の楽しみ方
アクティビティ
ほとんどのアクティビティは無料ですが、スキューバダイビングやオプショナルツアー(オプショナルツアーデスクにて申し込み)などは有料です。ちなみに、私たちが宿泊していた2日日のファンダイブでは、マンタが見られたと書かれていました(元ダイバーなのに海では一度も見たことがない)。
無料のアクティビティも、前日の夜に申し込みが必要なものがあります。シアター内にあるアクティビティ予約センターで19:45から30分間の受け付けですが、人気のアクティビティはすぐに満席になるので早めに並ぶといいでしょう。
私たちはウィンドサーフィンを狙っていたのですが、並ぶのが遅すぎて埋まってしまいました。マウンテンバイクも人気が高いようです。
※滞在期間が長い方は、事前に対策を練ってから申し込むといいでしょう。
ボートトリップ
ボートシュノーケリングはビーチから5分程度のところで行います。指定されるエリアは、恐らく水深7〜8メートルくらいです。ボートの先端より先はドロップオフになっていて、一気に深場まで落ち込みます。潮の流れも早いので、絶対に注意事項は守りましょう。
※足がつかない上に、透明度が非常に高いので、広場恐怖症の方はビーチでのシュノーケリングレッスンをおすすめします。
私以外はやらないと思われたシュノーケリングのボートトリップは、姪1と甥がやりたいとのことで3名で予約しました。ボートトリップは朝の9時からプールでスイミングテストがあります(泳法は自由)。25メートルを泳ぎ切れない方は、申し込みをしていても参加できません(チャンスは2回)。
私たちは後半組で、3名だけで楽しめたので良かったです。私は元ダイブマスターなので、楽しむというよりも2人のガイド状態でした。ビーチでもフィッシュウォッチングは楽しめますが、ボートトリップに行ったほうがハードコーラルと群れが楽しめます。
シュノーケリング・カヤック・SUP
ビーチに出て左手側が遊泳エリア(画像上)、右手側がカヤック・SUP・ウィンドサーフィンエリア(画像下)です。
カヤック・SUPは予約なしでできます。G.Oさんが最初に説明をしてくださり、監視もしてくださるので安心です。
公式ホームページでは年齢が16歳以上となっていますが、16歳未満の子どもたちも遊んでいました。小学校低学年くらいであれば、保護者がいれば一緒にできるようです(ご確認ください)。
シュノーケリングはレッスンもありますが、泳げる方は自由に遊んで大丈夫です。
フィッシュウォッチングダイバーだった私にとっては、こちらのビーチはハゼ天国で干潮時が楽しくてたまりませんでした。美しい魚もたくさんいるので、子どもたちにはそちらをガイドしつつ、砂地のあちらこちらにいるハゼとエビの共生をずっと眺めていました。
その他のアクティビティ
フリーで遊べるアクティビティがいくつもあります。卓球は大人気! スカッシュも意外と人気がありました。
硬式テニス経験者は誰もいませんが、ルールを無視してみんなで遊びました。アーチェリーも楽しかったです。
アーチェリーはなかなかできない体験なのでぜひやってみてください。的に当たった時の爽快感が味わえます。老眼の方はメガネを持参したほうがいいでしょう(矢を取り付ける時に母が苦戦していた)。
ウォーキング
ホテル内ではいろいろな花や鳥や虫が見られるので、観察しながら歩くのも楽しいです。ガイドを付けたい方はガイドウォークを申し込んでください。
本州でもおなじみのカラスやヒヨドリもいましたが、実は八重山地方の固有種「オサハシブトガラス」「イシガキヒヨドリ」でした。ぜひ違いを楽しんでください(後で調べて知りました)。
わが家のスケジュール
2泊3日という限られた時間の中で、いかに遊ぶかを考えてから行きました(ご参考になれば)。
11時頃にホテル到着
11:30 アーリーチェックイン(客室で着替え)
12:00 昼食
13:00 海で自由にシュノーケリング、ドリンクを個々にもらいに行く
15:00 プール(大人気なく姪・甥と競争)、バーで温かいドリンク & 軽食
16:30 部屋でシャワー・着替え
17:30 スカッシュ、卓球
18:45 夕食
19:45 翌日のアクティビティ申し込み
20時以降は自由時間
22時頃就寝
7:30 レストランで朝食
8:30 歯磨きをしに部屋へ戻る
9:00 ボートトリップ組はスイミングテスト
9:30 ビーチに移動、シュノーケリング4点セットレンタル(ライフジャケット、マスク、シュノーケル、フィン)
9:45 待機中にシーカヤック
10:00 ボートトリップ組はボートシュノーケリング(15分程度)
10:20 ビーチでシュノーケリング
11:30 部屋に戻ってシャワー、着替え
12:30 昼食
13:30 バスケ、バーで休憩
14:30 テニス⇒アーチェリー⇒テニス
16:00 フリータイム(私は写真撮影)
17:00 チェックアウトの手続き(支払い)、翌日のオプショナルツアーをツアーデスクに相談して申し込み
18:45 夕食
20時以降は自由時間
22時頃就寝
7:30 レストランで朝食
9:30 チェックアウト(荷物を部屋の外へ)、記念撮影など
10:00 川平ビーチへ出発
10:30 グラスボート(30分程度)、買い物、撮影
11:30 ホテルに戻る
11:45 昼食
13:00 ホテルを出発(空港へ)
基本的にずっと運動をしていました(良いリフレッシュになりました)。73歳の母もほぼ付き合っているのでビックリです。
現地ツアーを申し込んで、ダイバーの聖地「川平ビーチ」にはぜひ訪れてみてください。ボートが行き来するエリアなので遊泳禁止ですが、グラスボートで沖に出れば深場の魚がたくさん見られます。無人島ではシュノーケリングはできるそうです。
※余談ですが、私はダイバー時代に一度も訪れたことがありません。
クラブメッド石垣島のメリットとデメリット
デメリット
- 食事に飽きる
- ホテルの周りに遊べる場所がない(観光目的の方には向かない)
- カラスが多い
- 広いので移動が大変
ビュッフェの料理数はとても多いですが、さすがに3日目の朝には飽きてしまいました。3泊以上で宿泊する方が多いと思うので、何か対策を考えて行くといいかもしれません(飽きない方もいるでしょう)。
石垣市街から離れた場所にあるため、ホテルの周りには自然しかありません。ただし、ホテル内で十分に遊べるので、スポーツが好きな方にとっては特にデメリットは感じないと思います。海もリーフの内側でほとんど波が立たないため、海水浴目的ならデメリットにはなりません。
本州にいる「ハシブトガラス」より小さめの「オサハシブトガラス」が島の至るところにいます。レストランやバーにも入り込むくらい賢いです。外で食べ物を食べると狙われます。人に危害は加えませんが、小さいお子様がいる家族は注意してください。何かを食べる時は必ず室内で食べましょう(G.Oさんにも注意されます)。
宿泊する部屋にもよりますが、レストランから離れていると移動するのが大変かもしれません。普段から歩き慣れていない方には少し苦痛かもしれませんし、足の悪い方や小さなお子様がいらっしゃる方たちには不便に感じると思います。
メリット
- アクティビティが豊富なので思う存分遊べる
- 料理が美味しい
- プライベートビーチが美しい
- プチ外国気分を味わえる
- ハネムーンの方にはサービスがある
大人から子どもまで楽しめるアクティビティが豊富で、年齢に関係なく楽しめます。わが家は登録しただけで利用しませんでしたが、キッズプログラム(4〜10歳のミニクラブ・11〜17歳のジュニアクラブ)を利用すれば、大人は大人だけで子どもは子どもだけで遊ぶことも可能です。
ビュッフェなのであまり期待はしていなかったのですが、どれも美味しくいただけました。普段はスイーツをたくさん食べられない子どもたちは、異常なくらい食べておりました。スイーツもとても美味しいです。お酒は誰も飲まないので、飲む方にとって品ぞろえが良いのかどうかまでは分かりません。
プライベートビーチなので、マナーが悪い人はいませんでした。海の透明度は非常に高く、遊泳エリアは砂地にポコポコとサンゴがある程度なので、マリンシューズがなくても安全に楽しめます(わが家は全員持参しました)。
スタッフ(G.Oさん)が話す言葉は基本的に英語なので、海外旅行をしている気分が味わえます。本当はハワイに行く予定でしたが、妹が休みを取れないとのことで石垣島を選びました。子どもたちは外国人と会話をする機会がないので、いい経験になったのではないかと思います。
ハネムーナーには特別なサービスがあるようです。ただし、私たちの滞在中はファミリー層が多かったので、新婚旅行で来ていた方は見かけませんでした。