Official髭男dism one-man live in TOYOTA ARENA TOKYO@トヨタアリーナ東京

@トヨタアリーナ東京(2025.10.11)

人生初! トヨタアリーナ東京のこけら落とし公演を体験してきました。どうやらプラチナチケットだったようで……。

※ただの長い感想です。

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ヒゲダン こけら落とし公演の感想

今回はSHOCKING NUTS TOUR以来のアリーナ席でした。ヒゲダンライブでは過去で最も近い10列目!

チーム髭男の底力が発揮されたオープニング

会場に入ると、ステージは青い光とスモークで全貌が分かりにくい仕様になっていました。配置されているであろう楽器も全く見えない状態で、高揚感をあおりまくっていたのです。

ボリュームアップされたマイケミの「Welcome To The Black Parade」が終わると暗転し、急に目の前に現れたのはミラーボールと巨大なUFO! 「Get Back To 人生」のイントロに、会場中のテンションが爆上がりしたのを感じました。

す、すごい! このUFO動く! トヨアリすごい! そう思っていたら、後にチーム髭男照明部隊が作ったものだと判明しました(血圧上がっちゃうよ! ◯す気ですか? 笑)。

新旧の盛り合わせ

体感5分くらいであっという間に終わってしまった今回のこけら落とし公演。行く度に髭団の熱量が上がっていっているのが分かります。

活動休止後の『UNOFFICIAL vol.1』から流れが変わってきたのを感じるし、『LIVE at STADIUM 2025』で気持ちが抑えられなくなっているのが分かります(現地参戦組も魂参戦組も)。

もう何から語ればいいのかも分からない状況ですが、多ジャンルの曲がちりばめられていてとにかく飽きること楽しめるのがヒゲダンの良さだよなあとあらためて感じました。

ライブでは初めて聴く「Second LINE」。ライブ映えしますね、これは。イヤホンで聴いているとキュンとしてしまうのですが、何も考えずに楽しく踊れる一曲でした。いや、もしかしたら歌詞の通りなのかも?


個人的には、前回は声出しNGの時に聴いた「ペンディング・マシーン」で第一ピークに達しました。ネガティブ感情の曲で、こんなに楽しく踊れるって最高じゃないですか! 全てのネガティブ感情が愛おしくなる一曲です。


こけら落としは取れなかった人が多く、ネガティブポストが目立っていたのですよね。それでセトリに組み込まれたかどうかは分かりませんが、魂参戦組を(なんならテレビの前の人たちも)置いていかない彼らですよ。ここで放ってくれたんじゃなかろうかと個人的には感じました。

お楽しみの花道

座っている状態だとステージが近い席でしたが、立ち上がってしまうとモニターでしかメンバーを確認できない低身長な私が、羨ましいと思ってしまったのがステージバックサイド席の方たちでした。

トヨタアリーナは360(365)度にお客様を入れられる素晴らしいアリーナです。ステージの周りにはなんと花道が! 「ブラザーズ」が始まると、ホーンセクションを中心に髭男メンバーもあっちもこっちもシュガーレス! 歌詞も変更して最高潮!


この武道館よりも間近で見られたと思います。練り歩くのは一曲だけではなかったので、うれしい誤算だったような気がします。

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2つのラブソング

今回の優勝曲は同率で「LADY」と「Sharon」の2曲でした。ここで第二ピークに達しました。



恋人ラブソングから夫婦ラブソングへ。その歩みを示すように「I’m home(Interlude)」を間に入れるという演出が素晴らしかったです。

私にとっては2019年の武道館以来の「LADY」でした。初参戦だったから、あの頃はそこまで楽曲を聴き込んでいなかったし、若い人たちに響くラブソングくらいの立ち位置でした。

MCでも話されていましたが、時を経てから感じる楽曲の良さをこの日に感じさせてもらいました。「Sharon」が際立たせてくれた気もします。

ヒゲダンのバラード曲は本当に秀逸で、ライブだとスポットライトを照らしたみたいに美しく浮かび上がるところが好きです。ボーカルが発する言葉の一つ一つを邪魔しない美しい音色と、心に響かせる嫌みのない歌声が合わさって、先程まで踊っていた観客を魅了するから中毒性が高いのでしょう。

髭団の底力

ヒゲダンのあおり方が上手だからというのもありますが、髭団も会場を一体化させる能力に長けているなといつも思います。

シンガロングの定番曲ともなった「TATTOO」が終わると、フェス参戦をしていない人にとっては初めての「らしら」が始まりました。それも、意表を突く形で!


アンコールで歌うのだろうと予想していました(しかも、この王道イントロで)。「何々? 未発表の新曲?」という反応があちらこちらで起こっていた気がします。スタジアムで度肝を抜かれた「FIRE GROUND」と同様に、長めのインストゥルメンタルが始まったのです。

インスト曲の終盤で「らしさ」のイントロにつながり、この日一番の歓声が上がった気がしました。私の第三ピークもここでした。

お初の方が多いはずなのに、「Stand By You」くらい仕上がっていました。私も含めてですが、皆さん、どれだけ自主練しているのでしょうか? 真面目過ぎます(笑)。

「らしさ」で終わらせてはくれません。ここから「ホワイトノイズ」「Stand By You」と駆け上がったので、これはマラソンと言っても過言ではないです。それなのにやり切る髭団は素晴らしい!

アリーナの10列目はステージから近いものの、距離はわりとあるように感じたのです。「ホワイトノイズ」で起こった炎はそこまで高くは上げられていませんでしたが、かなり熱いと感じました。ステージ上は相当な熱さなのでは? 場所によってはもっと高く上がるし、やけどはしないのだろうかと心配になってしまいました(笑)。

泣かせに来たラストソング

本編最後のMCが「ラストソング」の本当の可能性を膨らませてくれました。どう考えてもライブ終盤の歌い手の寂しさを表している曲なのに、この日の私には別の意味で聞こえてしまいました。


翌日は父の命日でした。親と子の関係は長いようで短く、短いようで長く、決して美しいものでもないです。それでも、母が父と出会わなければ自分はこの世に存在しないわけで、こんなに素晴らしいアーティストと出会うこともなかったので、感情がぐちゃぐちゃになってしまった最後でした。

正にヒゲダンの思惑通り!

アンコールのダンスフロアー

最後はダンスとコール&レスポンスのせめぎあいで終了。


「SOULSOUP」はライブで聴かないと良さが半減してしまう曲だと思っています。うかうかしていられない曲でもあり、本気で歌わないと藤原聡に飲み込まれます(そのわりには歌詞はうろ覚え 笑)。


生で聴くのは2回目なのに、今回は完ぺきに歌い上げました。それは私だけじゃないはず! 恐らく、スタジアム参戦者は、この動画を何度もリピートしたのでしょう。こんなに一体感を味わえるなんて、ただただ気持ちがいいです。

本当にありがとう! ありがと〜う!

3年ぶりのMステ出演で、他のアーティストのファンたちにも知れ渡ってしまった髭男と髭団の一体感! 初めてのライブでアウェイ感を味わうこともなく、「次も絶対に行く!」と心に誓った2019年の武道館公演。チケット争奪戦が起こるのはつらいですが、他の人に味わってもらいたいと思ってしまいます。さすがに布教活動まではしませんが(笑)。少し気になる程度で初めて2人でデートをしてみて、あまりにも心地よすぎてまた会いたいと思ってしまう人っていますよね? ヒゲダンのライブはそんな感じです。毎回、ライブが終わると「次の予定は?」と期待してしまう稀有なミュージシャン!

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セットリスト

セットリスト(本編)
  • Get Back To 人生
  • ミックスナッツ
  • Second LINE
  • ペンディング・マシーン
  • ブラザーズ
  • バッドフォーミー
  • Same Blue
  • 日常
  • LADY
  • I’m home(Interlude)
  • Sharon
  • 115万キロのフィルム
  • TATTOO
  • らしさ
  • ホワイトノイズ
  • Stand By You
  • ラストソング
セットリスト(アンコール)
  • SOULSOUP
  • 50%

曲数は少なかったですが、不満じゃないのは中身が濃いからでしょうね。もう次の景色を想像しています。

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