50年以上続く西洋料理店「夏目亭」のランチで、友だちの子どもの大学合格祝いをしてきました(本人不在)。
建物からは想像がつかない落ち着く店内で、大人が好むゆったり時間を過ごせます。ベースはフレンチのようですが、アラカルトにはイタリア料理も含まれていました。
夏目亭のランチメニュー
ランチのメニューは「Pre Fix Lunch A(4品)」「Pre Fix Lunch B(5品)」「アラカルト」の3つです。私たちは「Pre Fix Lunch B」を予約しました。
スープはほんのり甘い玉ねぎのスープでした。食材の自然な甘みであっさりといただけます。
食べログを見ているとテリーヌを絶賛する方が多いですが、個人的にはパテ・ド・カンパーニュの味が好みでした。
切る時は固めなのですが、口に入れた途端に脂身が溶けて肉のうまみが広がります。半分であることが非常に残念です。
大抵のお店はバゲットなので、シャンピニオンを出してくださるとはなんとも貴重です。パン屋で作っている店も限られているので、パンが好きな私たちはここでテンションがマックスになりました。
一緒に行った友だちは2人とも元パン教室の先生で、私もパンを作っていたので、(下品だとは分かっているものの)パン吸いをしてしまいました。もう一つくらいはいただきたい!
メインは3種類から選べます。魚料理1種類と肉料理が2種類です。牛肉料理は2名からで、プラス1,200円でした。
赤身のお肉ですが、しっかりと脂の甘味も感じられておいしかったです。金額をアップしてくださって構わないので、もう少しグラム数を上げられると満足感が増すことでしょう。
デザートは紅茶のプリンでした。紅茶の香りが濃厚で、固形のミルクティーを食べた感覚に陥りました。カラメルが大人の好む苦さで、心も体も満たされました。飲み物はコーヒーと紅茶があります。
私が足りない量だったので、男性には物足りない感じがするかもしれません。女性にはちょうどいい(多い?)量のようです。
夏目亭のお店情報
最寄り駅はJR・東京メトロ(有楽町線、東西線、南北線)の飯田橋駅で、各々の出口から徒歩5分程度です。
路地にあるマンションの一角なので分かりにくいです。神楽坂を登り始めたら、神楽坂仲通り(1階にファミリーマート、2階にロイヤルホストがある)を右に曲がってください。一つ目の路地を左に曲がると林ビルが見えます。
本当にお店があるのか不安になりますが、恐らく以前はマンションの一室であったであろう扉の向こうには、すてきな空間が待ち構えています(隠れ家レストランの雰囲気)。
ランチは12:00〜15:00(ラストオーダー14:00)、ディナーは18:00〜22:00(ラストオーダー21:00、入店は20時まで)です。5名以上の予約はコースのみとなっています。
ランチは現金のみなので、できるだけおつりのないように準備していったほうが良さそうです。別会計をお願いしたら、あまりいい顔はされませんでした。
ランチの時間帯もお酒の提供はありますが、無理に勧めてくることはありません(ソフトドリンクの強制もなし)。飲めない方でも安心して入れます。
カウンター席が設けられているので、一人で優雅な食事を楽しむこともできます。