子連れで楽しむ箱根小涌園天悠! 露天風呂付特別客室でゆったり過ごす至福時間

昼間の貴重なお時間にご訪問いただき、誠にありがとうございます。楽食楽生クリエイターのちえ(@funky_nutrients_c25)です。

姪1が受験生のため、今年の海旅行は中止しました。車がないので、姪2(8歳)と母を連れて箱根小涌園天悠まで電車旅行をしてきました。箱根湯本から天悠までのアクセスは伊豆箱根バスで20分程度です(ユネッサン前で下車)。

静かな環境を好む方に向いている旅館です。

※文字数が多いので、目次からお探しの情報をピックアップしてお読みください。

天悠の外観・館内・客室について

基本情報
  • 全150室(全室温泉露天風呂付き):標準客室(渓谷側) 66室、標準客室(外輪山側) 54室、最上階客室 24室、特別客室 6室
  • Wi-Fi:あり(パスワードは客室に置いてある)
  • 客室設備:テレビ(50インチ)、衛星放送(無料)、電話、AIスピーカー、座椅子Panasonic社の「nanoe発生機」、冷蔵庫(空)、ミネラルウォーター(無料)、コーヒー、緑茶、湯沸かしケトル、金庫、ドライヤー、洗浄機付トイレ、ズボンプレッサー(貸出)、アイロン(貸出)、変圧器(貸出)
  • アメニティ:ボディソープ、シャンプー、コンディショナー、クレンジング、洗顔料、化粧水、乳液、ハミガキセット、カミソリ、シャワーキャップ、ヘアブラシ、タオル、バスタオル、ボディタオル、浴衣、作務衣(特別客室にはなし)
  • 巡回シャトルバスあり:強羅駅からは9:15~12:15、13:45~16:45の30分ごとの運行。天悠からは9:00~12:00、14:00~17:00の30分ごとの運行。

※全室温泉露天風呂付きのため、貸切風呂はございません。

子供にはアイスのサービスがあります。いただいたコインを使用して、ロビーに置いてある自販機で好きなものが選べます。

チェックアウトは11時です。10時以降は混雑するとのことなので、8時以降にフロントまたは自動精算機で事前精算をしておくことをおすすめします。

※クレジットカードやキャッシュレス決済(PayPay他)で精算ができます。

外観

今回の旅の目的が「海の代わりにユネッサンで遊ぶ」だったので、連絡通路からの入館をしました。

外観の写真を撮り忘れたので、いただいてきた冊子で失礼いたします。

天悠テラスで撮影をしていただく

空と雲のリフレクションが美しかったです。1時間後には大雨が降り出しました。

館内

玄関から入館すると季節の花が見られます。

ロビーはとても広く、ゆっくりと寛げます。

フリードリンク1
フリードリンク2

ドリンク類はロビーでも、足湯につかりながらでも、部屋でも飲めます。スパークリングワインもありました。

ロビーの外にある足湯
ドリンクと景色を楽しむ
姪2は麦茶を

ひとりでのんびりと寛げる場所もありました。

1階にある庭園

1階に庭園があります。雨が降る前に撮影できてよかったです。5時〜21時は外に出られるので、宿泊される方はぜひ散策してみてください。

庭園の入口より奥にスパがあります。

バーラウンジも1階にあります。静かな場所なので、お酒をたしなみたい方はぜひ訪れてみてください。ロビーとバーラウンジでは、サックスとキーボードの生演奏が聴けます。

客室

最初は最上階客室にするつもりでしたが、写真で見る限りでは狭そうなので特別客室にしました。1階に6室だけあり、専用庭園がついている部屋もあります。

仙石原

私たちが案内されたのは仙石原という部屋でした。大きな旅館ですが、人と会わないので静かに過ごせます。

玄関の花

チェックインの手続きは部屋で行いました。

お茶はティーバッグでした。宿泊費を考えると、茶葉で用意していただきたかったのと、お部屋担当の方に入れていただきたかったかなと思ってしまいました。

これだけ大きなテーブルがあるなら、部屋食の選択肢があってもいいのにと思いました。

客室は2部屋でした。とても眺めがいいです。

こちらは寝室です。3名以上の場合は布団を敷いてくださいます。

内風呂
露天風呂

陶器の内風呂と露天風呂がついています。露天風呂はとても気持ちが良かったです。

バルコニー

バルコニーが広くて、なんとも過ごしやすい!

アメニティはロクシタンでした。バスローブがあるので、パッと脱いでパパっと上がってこられるのがいいですね。

子供の浴衣はロビーで選びますが、大人の浴衣は客室に備えてあります。特別客室だけ浴衣の種類が違うそうです。

足袋はあまりにもど派手で、浴衣にマッチしていませんでしたが、家では履かせていただきます。

金庫はわりとしっかりとしたタイプのものでした。

グラス類が充実しているので、お酒を飲みたい方にはいいかもしれません。

冷蔵庫の飲み物は全てフリードリンクです。

寝室にはスマホの充電器とアレクサがありました。充電器は接触が悪かったので、持参した充電器で充電しました。

テレビは各部屋に1台ずつ設置してあります。

天悠の大浴場について

写真はございません。泉質はナトリウム-塩化物泉で、箱根の温泉にありがちな硫黄泉ではないので、子供でも入りやすいと思います。

※オムツの取れていない赤ちゃんは入浴できないため、客室のお風呂でゆっくりと入ることをおすすめします。

バスタオルとフェイスタオルは脱衣所に備えてあるため、部屋から持っていく必要はありません。

5階に車沢の湯、6階に浮雲の湯があります。男女入れ替え制で、私たちが訪れた時は朝がインフィニティ温泉(※)の浮雲の湯でした。どちらの大浴場にもサウナが備え付けてあります。

※景色と一体化した温泉のこと

朝は大雨で絶景が見られませんでしたが、温泉との一体感は気持ちが良いものだろうなと思いました(雷も鳴っていたのですぐに退散)。空と山を独り占めできます。

公式の動画でお楽しみください。車沢の湯は湯量がたっぷりで、呉坊の滝の音がなんとも心地よかったです。

個人的に気に入ったのは、日帰り温泉としても使用できる森の湯です。宿泊者は無料で使用ができます。風呂の数が多く、ゆったりと過ごせるので、プールで冷えた体にじんわりと温泉成分が染み渡りました。

天悠の食事について

夕飯は「ビュッフェ」「蕎麦 迎賓館(離れ)」「鉄板焼・しゃぶしゃぶ 迎賓館(離れ)」から選べます。朝食はビュッフェ一択です。

鉄板焼きが大好きな私は迎賓館を選びたかったのですが、姪2はお肉以外の料理が食べられなさそうだったのでビュッフェにしました。

ビュッフェにしても食べられるものが限られていたので、鉄板焼きにすればよかったと後悔しました。

フリードリンクの他に、別注文でアルコールやソフトドリンクが選べます。

アルコール・ソフトドリンク
  • アサヒ スーパードライ:1,000円
  • ウイスキー:1,200円
  • 赤 / 白ワイン:1,200円
  • 小涌園 焼酎 麦 / 芋:900円
  • 曽我梅林の梅酒(ロック、水割り、ソーダ割):900円
  • レモンサワー:1,100円
  • 烏龍茶:650円
  • ジンジャーエール:650円
  • コカ・コーラ:650円

※2023年8月現在

夕食

ビュッフェは「ダイニング はこね」でいただきます。18時〜と19時〜が選べるので、私たちは19時台にしていただきました。いつも食事までの時間がバタバタしてしまうため、ゆっくりと温泉につかって館内を楽しみたかったからです。

全てのお客様に用意されていたのが「シェフからの贈り物」です。「松阪牛のすき焼き」「本まぐろの握り寿司」をいただきました。

全員が同じ反応を示したのがすき焼きです。「ん〜。飲める〜」と声が出てしまいました。ウニの茶わん蒸しも美味しかったです。

自分でもマネができそうだと思ったのが「あおさ海苔とかつお風味のポテトサラダ」です。おいしいあおさが手に入る時期は限られていますが、手に入れたら作ってみたいと思います。あおさとかつおとじゃが芋がこんなに合うなんて! 普通のポテトサラダよりも好きです。

姪2は寿司が食べられないので、私が計6貫いただきました。自分で作れる小丼も、甘エビといくらのしょう油漬けをたっぷり目でいただきました。

この他にもいただいた料理はあるのですが、食べるのに忙しくて撮影しておりません。

デザートは大好きなクレームブリュレとデコレーションケーキとローストビーフにしました。

デコレーションケーキはパティシエが手作りしてくれています。誕生日はまだ先ですが、「Happy Birthday」プレートの付いているケーキを選んでみました。

一般的にはローストビーフは食事のようですが、私にとっては食事であってデザートでもあるので最後にいただきました(ローストビーフ2巡目です)。

好きなものが選べるビュッフェは好きですが、旅行先ではやはり上げ膳据え膳が一番です。どうしても都内のホテルのビュッフェと比較してしまうので、宿泊費(大人6万円台)に見合っていない料理であることは否めませんでした。

朝食

1巡目

和食も洋食もそろっています。泳ぐとおなかが空くので、3巡目までしました。パン類やデザートもいただいております。

オムレツは有精卵『さがみっこ』を使用しており、その場で作ってもらえるので非常に美味しいです。おかわりをしてしまいました。

スープ類がブイヤベースだけだったので、コーンスープやコンソメスープあたりが追加されるといいかなと思いました。私は大好きですが、ブイヤベースは好みが分かれます。パン食にみそ汁は合わないです。

天悠のメリットとデメリット

デメリット

  • 価格帯に見合っていない

デメリットはたった一つです。

夏休み中ということもあり、価格帯はわりと高額でした(大人64,500円、子供51,370円)。3〜4万円台のホテル・旅館に宿泊することが多いのですが、比較してしまうとサービスのレベルが低いかなと思いました(スタッフの対応は丁寧です)。

個人的な感覚として、6万円台ならもう少しVIP待遇をしていただきたいところ。部屋に備え付けてあるお茶やコーヒー類も、ティーバッグ・インスタントであったのは受け入れ難かったです。「自然と和のおもてなし」がコンセプトらしいので、もう少し頑張っていただきたいと思いました。

ロビーにフリードリンクはありますが、チェックインの手続きは部屋で行うので特にウェルカムドリンクはありませんでした。1万円台ならいいですが、6万円台ならお茶かコーヒーくらいは淹れていただきたいです。

お茶菓子はギフトギャラリーで購入できるお菓子でした。萩の月みたいで美味しいですが、ここはなんとか手作りスイーツや水菓子あたりの用意をしていただきたいです。シーズン中に3万円台の旅館でもサービスしてくださるところはあるので、できるのではないかと思ってしまいます(ぜいたく?)。

唯一、VIP待遇だったのかなと思うのが、「ダイニング はこね」では個室での食事だったことくらいです。

※気にならない方にはデメリットはありません

メリット

  • 環境が静か
  • 眺めが良い
  • 温泉が良い

夏休みなので家族連れや外国人客が多かったですが、あまりザワザワしていないのが良かったです。時間がゆったりと流れていました(客層の質が良いのも一つの理由)。夕食ビュッフェは時間帯を区切っていることもあり、混雑がひどいという感じもありませんでした。

庭園やロビーや足湯で、自然を感じながら過ごせる環境が整っているのも良かったです。

ロビーのある5階で標高655mなので、スカイツリーよりも少し高いくらいです。空が近くてスッキリとした気分に! 私たちが宿泊した特別客室は1階ですが、バルコニーからの眺めは緑が全面的に視界に入ってきて目の保養になりました。

全客室に露天風呂がついているので、大浴場に行く必要はありません。しかし、ぜひとも大浴場には足を運んでいただきたいと思いました。露天風呂はどちらも気持ちが良かったです。

洗い場は広く取ってあるので、そんなに混雑はしないと思いました。チェックイン後と朝に入りましたが、とても静かに過ごせました。時間があれば、ぜひ森の湯にも足を運んでみてください。

箱根小涌園ユネッサンと森の湯

今回の宿泊では、「天悠開業6周年 & ユネッサンリニューアル記念特別企画 ご滞在中ユネッサン & 元湯 森の湯 入り放題!(入場無料)」がついていました。

ユネッサンと天悠は館内の連絡通路でつながっています。ユネッサンの5階と天悠の1階がつながっていますが、距離があるのでシャトルバスの利用をおすすめします(普通の体力であれば問題のない距離)。

初日は天悠まで行き、宿泊者専用のタグを受け取りました。チェックイン前の荷物預かりもお願いできるので、プールに必要な荷物のみを持って遊びに行きました(遊んでいる間に部屋まで運んでいただける)。

現在、ユネッサンは予約者のみが入場できるシステムになっていますが、宿泊者の予約は不要で手続きも必要ありませんでした。宿泊者はユネッサンで有料のバスタオル・フェイスタオルが無料で使用できます(先に教えておいてほしかった)。

初日は11時頃の入場になってしまい、どこもかしこも既に芋洗い状態でした。流れるプールはまるで人間洗濯機! 14時過ぎくらいから帰宅する方が増えるので、15時台には少しだけ空いた感じがしました。

翌日は9時に入場したため、神々のエーゲ海や流れるプールは思い切り楽しめました。体が冷えた時に風呂に入れるのはありがたかったです。

屋外エリアは晴れていた初日だけ行きました。ロデオマウンテンは短めの滑り台ですが、体重が多ければ多いほど加速がつくのでスリルはあります。超絶景展望露天風呂はぜひ入ってください。晴れていれば本当に絶景です。

ランチに関しては、水着を着たまま食べられるエリアが『フードコート・ファストフード「フォンターナ」』『寿司としゃぶしゃぶ くましろ』だけです。どちらも非常に混むので、並ぶのが苦手な方や小さなお子様がいて待てそうにない場合は持ち込みをしたほうがいいでしょう(ユネッサンの入り口にファミリーマートがある)。

流れるプールまでの階段が薄暗く、わりと滑りやすいので、小さなお子様や祖父母同伴で行かれる方は十分にお気を付けください(電気は明るくしたほうがいいかと)。

森の湯は大浴場の部分で書いた通りです。