フランスパンは端っこだけで十分なくらいかたくて美味しいのに

夜の貴重なお時間にご訪問いただき、誠にありがとうございます。楽食楽生クリエイターのちえです。

先日、テレビからチラッと聞こえてきたのが「フランスでは若者のバゲット離れが進んでいる」といった内容のもの(うろ覚え)。

「バゲットは端っことクラスト(皮)だけで十分!中身などいらぬ」と思っている私は驚がくしました。

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フランスパンよりも柔らかいパン

時代の変化、さまざまな食文化の流入。「ああ、なるほど」と思いました。柔らかいパンの方が食べやすいし、バリエーションも豊富だから人気が高くなるのもうなずけます。

日本でフランスパンとひとくくりにされているシンプルなパンは、フランスではパン・トラディショネルと呼ぶのだそう。

準強力粉・酵母・塩・水のシンプルな配合で作られていて、高温で水分を飛ばして表面をバリッバリに焼き上げるから、強力粉で作ったパンのようにふんわりとしていないのが特徴です。

子供の頃はパンが好きじゃなかった私が、自分でパンを焼くようになってそのおいしさに魅了されたのに、本場ではかたいパンが好まれなくなっているという!

どこまで本当かは定かではないですが、どの国でも日本と同じ現象は起こるのだなと思いました。長らく、稲作文化が根付いている日本でも、米離れは深刻ですものね。

バゲットの端っこが美味しいのに

フランス人が好むといわれているバゲットの端っこ。これは日本人のハード系パンを愛する者たちも同じだと思います。

こんな例えをしたらフランス人に怒られそうですが、バゲットの端っこは堅焼きせんべいみたいなものです。かたいけど、かむほどに美味しい!味がジュワジュワと出てきます。そういう意味ではスルメかしら(もっと怒られる)?

フランスの若者が食べなくなっているというのは、やはり効率が悪いからでしょうか。サクッと食べられる方が楽だし、食べるのに時間も掛からないですよね。

それとも、味のバリエーションの問題でしょうか。ソフト系のパンはただフワフワして食べやすいだけでなく、総菜系・スイーツ系・揚げ物系といった幅の広さが魅力なのかもしれません。

確かに美味しい。美味しいけれども、物足りなさは感じないのでしょうか。じっくりと味わう時間よりも、一瞬で美味しさを味わえる方がいいのでしょうか。

もし、フランスパンの中でもバゲット離れが進んでいるとしたら、ハード系パン愛好者としては悲しいです。これは日本食を愛する外国人もそう思っているかもしれませんね。「な〜んで日本人はこんなに美味しいものを食べないの〜」と。

フランスパンの魅力

フランスパンの魅力は、一つの生地からいろいろな種類のパンが作れるところです。長さや成形の違いで名前が変わるし、食感も全く違います。一時期は、いろいろな成形を楽しんでいました。

棒状のパンだけでも、フィセル・バタール・フリュート・バゲット・パリジャンなどと変化に富んでいて奥が深いです。シンプルなだけに形も味もごまかしが効かないキング・オブ・ブレッドのような存在。

使う粉や水分量によって、クラストがバリッなのかパリッなのか、クラム(中身)がふわんなのかボコボコなのかも違います。

毎日、フランスパンを食べていない私が言うのもなんですが、このシンプルなのに何変化もするフランスパンの魅力を見直してほしいなと思ってしまいます。

「あなたは日本の食文化を見直したことはあるのか?」と問い詰められたら、「……」と返すしかないのですが。

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