『凪のお暇』から学ぶ毒親との付き合い方

朝の貴重なお時間にご訪問いただき、誠にありがとうございます。食育アドバイザーのあんどうです。

『闇金ウシジマくんSeason3』で猟奇的な演技をしていた中村倫也さんのとりこになって以来、彼の出演するドラマはほとんど見逃さないようにしています。

初めは単なる恋愛ドラマだと思って見ていた『凪のお暇』ですが、凪(黒木華)や慎二(高橋一生)が空気を読み過ぎる人になってしまった原因が明らかになるにつれて、毒親についてあらためて考えさせられました。

「栄養とは何も関係ないのでは?」と思われるかもしれませんが、実は大いに関係あるので取り上げます。

自分の親が毒親だと気付いた時、どのように付き合い方を変えていけばいいのかを考察しました。

※ちなみに、私の両親は毒親ではありません。むしろ、私が毒娘だったかと……。

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親がキライであることを認める勇気

苦しくなりそうな方は読まないでください。凪が毒親である母に初めて反抗的な態度を示した回のあらすじです。

毒親にもいろいろなタイプがいるようですが、凪の母親は「シングルマザーとして育てているからこそきちんとした子に育てなきゃ」という気持ちから「ちゃんとしなさい」が口癖になり、親の思い通りにさせようと子の心を支配しています。

ずっと支配されてきた凪ですが、DV気質で全く違う人生を歩んできたと思い込んでいた元彼(慎二)も似たような境遇で育ったと気付きます。空気を読むことをやめて、母親に面と向かって「嫌い」と言い放ちました。私はお母さんのためには生きられないと……。

しかし、(私もそうなのですが)毒親育ちではないと凪の母みたいな人に出会ったら「うるさいわ」「黙れ」「そう言うアナタは完ぺきな人なの?」という感情が沸き起こり、身近な人が悩んでいたら「そんな親とは縁を切ってしまえばいい」という思考に陥ります(NGワードですが)。

このような思考になるのは、「いい子を演じて親に好かれなくてもいい」「親と対等に話せる(子供の頃に反抗できた)」環境が整っていたからだと考えます。

ところが、ずっと心を支配されてきた子供が大人になると、いつまでたっても親の支配下から逃れられません。嫌だと思っていながら親の束縛から逃れられず、そんな自分に嫌気がさし、いい子になりすぎて心を壊してしまったからです。本当は逃れたって問題なんか一つもないのに。

  • 学校に通わせてもらった
  • 大人になるまで食べさせてもらった
  • 住む家を用意してもらった
  • 自分のために頑張ってくれていた

など

自分にとってプラスだったことに関しては感謝するに越したことはありませんが、それと“嫌い”の感情は別物です。ただ血がつながっているというだけであり、合わないものは合わないのだから、無理に好きになることも好かれる必要もありません。

育ててくれたのは親だけではないはずです。学校の先生であったり、習い事の先生であったり、近所の大人や友人・先輩・後輩であったりと、自分の人生に関わった人が自分を育ててくれました。でも、全ての人を好きかと問われたらそうではないと思います。どうしても好きになれない人もいるでしょう。

他人に対しての好きではない感情を認められるのであれば、親に対しての好きではない感情も認められるはずです。親子であっても所詮は他人ですから……。

凪のお母さんがその後にどうするのかは描かれないと思いますが、娘に嫌いと言われてショックであったことは否めません。猛省するのか、地元に帰って娘のことを悪く吹聴するのかは知りませんが、どちらにしてもそれはお母さんの生き方であり、凪の生き方には関係がないことです。

凪は「お母さんにひどいことを言った」といって泣いていましたが、ひどいことを言い続けていたのはむしろお母さんの方で、決して凪が悪いわけではありません。

ひどいことを言ったとしても、信頼関係が築かれていれば簡単に関係性は崩れません。まれにこじれることもありますが、大抵の場合は誰かとけんかしても言い合いになっても謝れば元に戻ります。親子も同じです(戻らなかったら戻らなかったで問題なし)。

凪のように「嫌い」と言わなくてもいいですが、思い切り感情をぶつけてみてもいいと思います。もし、親の逆りんに触れてヒステリック度が増すようであれば、どんなに頑張っても溝は埋まらないので距離を取るしかありません。

私は中学生くらいからずっと父を嫌っていました。大人になってからは父の苦労も理解できて話すようになりましたが、人として嫌いという感情は拭えませんでした(どうして嫌いなのかは父の名誉のために伏せておきます)。亡くなる前日まで本気で「早く○んでくれ」と思っていましたよ(笑)。でも、息を引き取る約30分前に力を振り絞るかのように家族一人一人の名前を呼ぶ姿を見て、そんな感情は完全に吹き飛び、最期はただただありがとうの気持ちだけが湧き上がりました。ちなみに、母は人として好きではありますが、学校や職場などでは絶対に友だちになれないタイプ(笑)。相手が親であっても、好き・嫌い・憎い・尊敬などの感情は混在してていいのです。親も子に対していろいろな感情が混在しているのだから。

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毒親と付き合うには自分が健康になることが一番

手っ取り早いのは、自分自身が健康になること。これに尽きます。

  • 親元にいない⇒働けているなら、もしくはパートナーが働いてくれるなら、お金は健康のためにとことん使う。心身ともに健康であれば、親が何を言ってきても、どんなひどいことを周囲の人に言いふらしても、はねのけるだけの精神力が保たれる。そして、余程のことがなければ関わらないと決める。
  • 親元にいる(働いている人)⇒親からの圧力に負けない強じんな健康状態に持っていき、お金を貯めて家を出る。家の中では親とはできるだけ顔を合わせない。何を言われてもいつか出ていくためと割り切って右から左に聞き流す。
  • 親元にいる(外で働けない状態にある人)⇒インターネットを駆使して少しでもお金を稼いでおく(稼ぐ手段はいくらでもある)。稼いだお金は、最初は健康のために投資、健康状態が上がってもう少し稼ぐ元気が出てきたら家を出る資金にする。

毒親は昔からいました。最近になってこう呼ばれるようになっただけです。でも、誰もが最初から毒親だったわけではありません。

  • 毒親に育てられていた(褒められないから非常に自己肯定感が低い)
  • 出産を機に心のバランスが崩れた
  • 夫婦の関係がうまくいっていない
  • 2人目以降の出産によって変化した
  • 常にストレスを抱えている

など

これらの要素は体内の栄養素が不足する原因です。つまり、毒親は子育てができる元気なからだではないといえます(厳しい言い方をすれば不健康)。

親が不健康なのだから、子供も不健康になるのは当たり前です。親のストレスを浴び続ければ、子供もエンドレスにストレスを感じてしまいます。

ストレスがある状態でこんな言葉を浴びせられたら、ストレスに対抗できるホルモン(コルチゾール)が副腎から分泌されにくくなり、うつのような症状が出ることもあります(凪のように自傷をするか、慎二のように他人に攻撃をするかのどちらかに)。

親子で健康になれるのが一番ですが、親は支配的な態度を取っていることに気付いておらず、ましてや不健康であるとは微じんも考えないのでなかなか難しいです。

自分自身が健康になれば、例えひどいことを言われようとも「また何か言ってる」くらいにしか捉えられなくなり、親とのちょうどいい距離感もつかめます。

この状況は決して親を無視しているわけではなく、適当にあしらっているわけでもありません。親の周囲にいる人たちも同じように距離をとって付き合っていることを忘れないでください。

例え話ですが、認知症が進んでしまった家族の言動を100%受け止めることは難しいです。家族で介護するのが難しければ、施設のお世話になることだってあります。これをぞんざいな扱いだと思うでしょうか。9割以上の方は正しい判断だと考えます。

毒親との付き合い方も同じです。親から見れば思い通りに接しない子供(自分)は「冷たい子」「ひどい子」「悪い子」という視点になりますが、客観視できる他人から見れば本人にとって正しい判断だと捉えます。

不健康の状態から抜け出さないと、自分にとっての正しい判断には至りません。だからこそ、一刻も早く心身の健康(栄養状態の底上げ)を手に入れることが大切ではないでしょうか。

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