@TOKYO DONE CITY HALL 2014.11.22
『スガシカオ~Next Round Tour 2014~』の東京ファイナルに参戦しました。
初のTOKYO DONE CITY HALL! 近くて交通費が掛からないのはうれしいですが、音がイマイチでした。耳がやられて、雄たけびをする場面(笑)では周囲の声が全く聞こえず……。場所が悪いけれど、Zeppの方が良かったかなと思いました。
※最近はライブを自粛しているので、スガシカオのライブ感想ばかりになっております。
MCがちょっと多めの笑いありライブ
個人的にはスタンディングライブでMCは必要ないと思っているのですが、アンケートでは「MCをもっと!」という要望が多いらしく、いつもよりは長めのMCがありました(途中で止まってしまうと疲れるから、MCは必要ないと思っている(笑))。
独立した後のこと。2度目のデビューに踏み切ったこと。グッズ製作のこと。私の大嫌いなかけすぎ部のこと(笑)。
シリアスな話も少し含んでいましたが、基本的には笑って聴いていられるMCでした。しかし、『第1回 かけすぎジャンボリー』に行く方はいるのでしょうか?「かけすぎ反対!」というスガ氏と同世代のファンが多そうですけど……(「めしはベストな状態で食え」って思ってしまうw)。
個人的な感想はさておき、スガ氏いわく「非常識でクソったれなイベント」ができるようになったのも、メジャーを離れてからリスナーとの距離を縮めたからこそなのでしょうね。それがいい意味でも悪い意味でも今の楽曲に生かされていると思うし、古いものも新しいものも上手に取り入れるスガ氏の魅力でもあります。
Next Roundに続くセットリスト
全部盛りということもあって、ファンクあり、バラードあり、ポップスあり、エロスありなセットリストでした。
『LIFE』からの『アストライド』には泣かされましたね。行き詰っている人間には妙に響く2曲でした。
今回の肝は『Progress』です。
独立後に周りからの重圧に苦しんだこと。力になってくれる味方が集まってきたこと。
MCではサラッと話していましたが、こういうことは誰にでも起こり得ることです。強敵が現れた時は、味方でさえ敵視してしまうこともしばしば。そこで素直に味方の言葉に耳を向けられるかどうか。スガ氏は受け入れられたのでしょう。
『Progress』の演奏が進むにつれて、鳥肌が立ちました。最初はスガ氏の奏でる音だったものに別の音が重なり合い、サビでオーディエンスを巻き込んでいく。
味方がいれば、それは怒りよりも大きなエネルギーとなって、名も知らぬ誰かの心を動かす。
一人じゃできないことも、周りの助けで世界を動かす原動力にもなる。
俺はひとりであって、ヒトリじゃない。
だから進もう。
一歩前へ。
そんな風に聞こえた『Progress』でした。今まで聴いてきた曲とは別物に聞こえました。
どん底に突き落とされた時に引っ張りあげてくれる仲間がいないのなら、音楽や作家やアートの力を支えにしてもいいのだろうと思います。「人に言われてもピンと来ないから、こればかりは実体験するしかないよ」というようなメッセージがこの1曲から伝わってきました(勝手に受け取った(笑))。
付け加えるとすれば、それまでに信頼関係を積み上げなければならないのですがね。あと、素直さも……。
- バクダンジュース
- Re:you
- サイバー19才
- ストーリー
- バナナの国の黄色い戦争
- Hop Step Dive
- ぬれた靴
- グッド・バイ
- LIFE
- アストライド
- アイタイ
- AFFAIR
- Progress
- カラッポ
- モノラルセカイ
- 奇跡
- したくてたまらない
- 91時91分
- Thank you
- 午後のパレード
- アシンメトリー
- イジメテミタイ
- コノユビトマレ
- 情熱と人生の間
- 俺たちファンクファイヤー
(J-WAVEのイベントサイトより転載)
サイバー19才?! こうやって見ると、「ライブではお久しぶり!」な曲もたくさんありますね~。『イジメテミタイ』も何気に久しぶりでした。ピーな曲ですが、やっぱりアガル!
基本はくそカッコいいライブ
真面目なことを書いてしまいましたが、基本はくそカッコいいライブでした。今回はモッシュエリアに入らず、ちょうどいいスキマのある場所で横ノリ・縦ノリ・ヘドバン・ジャンプ等を楽しみました。もちろん、人には見せられない雄たけびも(笑)。
※着替えがなかったから、単純に大汗をかきたくなかっただけでもありますw
『アイタイ』のソロも良かったですね! スラム奏法はまだまだ練習中という感じでしょうかね? スガ氏が弾いているのを見たことがないので(たぶんw)。
スガ氏のすごいところは、50を目前にしても下の世代から学ぼうとする気持ちがあるところです。40歳くらいを境に、若い世代から学ぼうとする人は激減します。企業などではよくあるお話で、それがあだとなって業績が落ちることもありますものね。
進化し続けようとする気持ちを持つことは絶対に必要! 私も頭が固くなってきているので、「学ぼうとする気持ちは常に持て」と心に刻んでおきたいです。
くそカッコいいライブと書いておきながら、感想が少なくてスミマセン。バラード等は記憶に残るのですが、ファンクをしている部分は記憶が飛んでしまうので感想がほとんど書けません(だって、アレの時はいちいち頭で考えないですもんねw)。ライブも一緒です。