南インド料理ではよく使用されるカレーリーフとチャットマサラを使用したエキゾチックな鶏肉料理のレシピをご紹介します。
チャットマサラチキンのレシピ
- 鶏もも肉:1枚
- お好みの野菜:適量
- お好みのきのこ:適量
- 生のカレーリーフ:10枚程度
- チャットマサラ:小さじ1/2〜1
- 粒マスタード:小さじ1
- マスタードオイル:大さじ2
お好みの野菜ときのこを適当な大きさに切る。
ポリ袋にマスタードオイル大さじ1・調味料・カレーリーフを入れる。
一口大に切った鶏肉を入れてマリネをする。時間はお好みで。
マスタードオイル大さじ1をフライパンに入れてから火を付ける。弱めの中火で煙が立つまで待つ(香りが立ってくる)。
火を止めてからカレーリーフを入れて、弱火でじっくりと香りを出す。
※粒マスタードのマスタードシードが跳ねるので、フタでガードしながら入れることをお勧めします。
焦げないように注意しながら、素揚げのような状態になるまで炒める。
中火で鶏肉を皮目から焼いていく。1分ほど焼き付けたら、フタをして弱めの中火で5分ほど蒸し焼きにする。
鶏肉を裏返し、野菜を上に乗せて5分ほど蒸し焼きにする。
フタを外して味見をし、塩味が足りなければ追加する(分量外)。水分を飛ばしたら完成。
手軽にインド風を楽しむコツ
チャットマサラチキンのレシピには、普通のスーパーでは手に入らない食材を使用しています。代替食品ではインド風にはならないので、食材をそろえてから作っていただきたいです。
生のカレーリーフは苗木を購入して自分で栽培するか、冷蔵コーナーのあるスパイス専門の食材店で購入するしかありません。チャットマサラも専門店で購入します。マスタードオイルも普通のスーパーでは扱っておりません。
「インド人やスリランカ人じゃないし、購入しても余らせるだけでは?」と思われるかもしれませんが、カレー粉を使用するように気軽に使えるので問題はないでしょう。
マスタードオイルを楽しむ
マスタードオイルは、マスタードのピリッと感が手軽に味わえる便利な油です。野菜炒めに使用するだけでも非日常感が味わえます。インド料理やネパール料理がお好きな方なら、少量サイズで常備しておくと簡単にインド風・ネパール風料理が楽しめます。
マスタードオイルを使用する際のポイントは「煙が出るまで熱すること」とインド人のシェフに教えてもらいました。しっかりと熱することでマスタードの香りを引き出せます。
カレーリーフを楽しむ
南インド料理やスリランカ料理でよく使用されるカレーリーフはミカン科に属する香辛料ですが、生の葉はすりゴマのような香りがして日本人にもなじみやすいように感じます。変態的ですが、ずっと嗅いでいられる香りです。
カレーリーフには血糖値をコントロールする作用があり、ハーブ療法では糖尿病の治療にも使用されているようです(日本では認められていない)。コレステロールのコントロールにも使われているとか。
サンバル・ラッサム・ビリヤニ・サブジなどの料理では目にしますが、和食や洋食の料理では目にしません。しかし、どんな食材にも合うので、インド料理などに限定するのはもったいないと感じます。個人的には素揚げにして、パラパラっと塩をふって食べるのが一番好きです(シソの天ぷらみたいなパリパリ感)。
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チャットマサラを楽しむ
チャットマサラは岩塩が含まれているのが特徴で、マンゴーやザクロなどの酸味も追加されています。これだけで味が決まるので、余計な味付けをしなくても済むというすぐれものです。フライドポテトにかけると、あっという間にインドのスナックへと変身するのでお勧めします。
インドではフルーツにかけて食べることもあるようです。個人的にはフルーツと塩の組み合わせが得意ではなく、スパイスが邪魔をしている気もするので、好みは分かれるのではないかと思います。