家でのんびりしながらバレンタインの時間を楽しみたい方のために、気品のある大人のチョコレートチャイのレシピをご紹介します。
ノンアルコールヴァンショーのレシピ
- 紅茶(CTC):小さじ2
- 水:200cc
- 牛乳:200cc
- フェンネルシード:小さじ1
- カルダモン:4粒
- ブラックペッパー:3粒
- サンショウ:3粒
- オールスパイス:1粒(なしでもOK)
- 板チョコ:ひと欠け
- アーモンド:1粒
- トッピング用のサンショウ:お好みで(ミルタイプがおすすめ/なしでもOK)
- 砂糖:お好みで
※1.スパイスの量は目安です。お好みで加減してください。
※2.牛乳以外のミルクでもいいですが、最もおいしく飲めるのは牛乳です。
スパイスを準備する。
いい香りがするまで乾煎りする(焦がさないように注意)。
水を鍋に入れて沸かし始め、乾煎りしたスパイスをすり鉢ですりつぶす。
細かいほど香りも成分も出やすいので、しっかりとつぶす。
沸々してきたら、全てのスパイスを入れる。ボコボコし始めたら中火で5分ほど煮出す。
※時々かき混ぜてください。
煮出している間に、チョコレートを少しだけすりおろしておく(トッピング用)。残りは細かく刻む(味付け用)。
アーモンドは適度な大きさにクラッシュする(トッピング用)。
5分立ったら、茶葉を入れて3分ほど煮出す。
※時々かき混ぜてください。
3分立ったら、150ccの牛乳をゆっくりと注ぐ。
※残りの50ccは別の鍋かレンジで温めて、ミルクフォーマーで泡立てます。
鍋肌が沸々としてきたら、刻んだチョコレートを入れる。火加減は弱めの中火にする。
※甘いチャイが好きな方は、ここで砂糖を加えます。蜂蜜を使う方は注ぐ時に入れるといいです。
適度にかき混ぜながら、吹きこぼれる寸前まで沸騰をさせて弱火にする。沸騰状態が落ち着いたら弱めの中火に戻し、これをあと2回繰り返す。
沸騰を計3回だけ繰り返したら、茶こしでカップに注ぐ。
泡立てたミルクを乗せて、すりおろしチョコレート・アーモンドをトッピングする。サンショウはお好みで。
サンショウとチョコレートの世界
インドのチャイは甘ったるいのが基本です。しかし、このレシピを作った私が甘いドリンクを苦手としているので、基本的には砂糖を入れないものをよく作ります。
お店で作られるチョコレートチャイも、基本的にはこってりと甘いものが主流です。家で作る時はそれを覆せます。
ここで紹介したレシピは、チョコレートの甘味を引き立てるブラックペッパーとサンショウがポイントです。ほんの少量でも、しっかりと甘みを引き立ててくれます。
チョコレート×サンショウの組み合わせは珍しいことではなく、パリのショコラティエも素材として使っています。2019年には、パティシエ辻口博啓さんのチョコレート専門店『ル・ショコラ・ドゥ・アッシュ』が出品したチョコレート(サンショウを使用)が、『サロン・デュ・ショコラ』で金賞受賞を果たしています。
消化剤の役割があるクセのないフェンネルシードを多めに入れることで、チョコレートの風味を損なわないように工夫しました。カルダモンを多めに入れているので、高貴なホットチョコレートを飲んでいる気分にも浸れます。
ゆったりとした気分でチョコレートチャイを飲みながら、いつもと違ったバレンタインデーを過ごしてみるのはいかがでしょうか。