日々の料理、作りたくないな〜という時はどうすればいいですか?
ウェブカウンセリング(※)でもお答えした食事術をシェアいたします。
自分以外に料理ができない場合を想定した食事術です。作れる人がいるなら作ってもらうのが一番!
※ウェブカウンセリングは終了しました
作らないという選択肢
「毎日、毎日、手作りをしなければいけない」と決めたのは誰ですか? 恐らく、自分ではないでしょうか。作れない時は作らないという選択を堂々としていただきたいです。
総菜編
「無添加で、手作りで、薄味で、良い素材を使って……」というのが健康的な食事かもしれません。でも?
こんなにしんどい状態でうつっぽさがMAXなのに、無理して食事作りをする必要はないです。効率の良い買い物はできないし、段取りもうまくいかないし、どうにか頑張って作ってもまとまりのない食事が出来上がります。
早い話が、「体を優先して手を抜きましょう」ということです。作りたくないというよりも、作れない状態なのにムチを打つ必要はありません。
もし、バランスを考えられる余裕があるなら、お総菜屋さんでおかずを選ぶのが一番です。今はスーパーやコンビニエンスストアでも簡単にお総菜が購入できるので、そこで選んできてください。
自分で買いに行ける余裕がないなら、家族にお願いをしましょう。
真面目な人ほど普段はバランスを考えて食事をしているはずなので、こういう時は家族に好きなものを食べさせてもいいです。子供がいる家庭では喜ばれます。
何が何でも「体にいいものを」と考える必要はありません。
添加物が気になるなら、しっかりとかんで唾液とミックスしてください(毒消し効果)。
味が濃いと思うなら、水分を足して煮るなどして薄めにしてもいいでしょう。電子レンジでもできます。
お総菜や飲食店のテイクアウトを利用すれば、洗い物も出ないので楽ができます。デリバリーが盛んな地域なら、外に出る必要もありません。
外食編
外食で済ませたい時は定食の形で食べられるお店を選んでみてください。ハレの日の食事ではないから、家で食べられるようなものを外食にスライドさせます。
厳密じゃなくても大丈夫です。真面目に考えすぎないことが大切!
チェーン店でもファミリーレストランでもいいです。「食材の質が……」という考えもいったん捨ててください。
たっぷりと食べられないなら、単品で食べられるものを選ぶことをおすすめします。
食事の考え方を変える
毎日、バランスを考えて食べられるのは理想です。しかし、どうしてもままならない日もあります。どんな人にも。
1日でバランスを考えるのではなく、1週間単位で考えてほしいです。
健康の維持を考えることは必要ですが、食事は心を育む時間でもあります。
心にも体にも余裕のない人が、疲れた体にムチを打って「自分のため、家族のため」と無理に料理をしても誰も幸せにはなれません。
体のためにならない食事であっても、食べる人が楽しいと思えるなら毒にはなりません。だから、本当に無理だと思うなら本気で手を抜くことを覚えてください。
足りないものは明日に回すことを覚えれば、そんなにガッチガチにバランスを考える必要はありません。仮に不調が出ても、食べたもののせいにしないことが重要です。脳がそれを覚えてしまうと、それを食べることで不具合を起こします。
まずは自分の体をねぎらって楽をすることを覚え、元気に動けるようになったら本気でバランスを考えて作ればいいわけです。
そうはいっても、人間は100%完ぺきになど生きられません。食べたいものがある時は好きに食べればいいです。
この記事のまとめ
- 考える余裕がある時は、お総菜でバランスを考えて選ぶようにする。
- バランスを度外視して、自分も家族もそれぞれに食べたいものを選ぶようにする。
- ケの日の外食は、できれば定食の形で食べられるお店を選ぶ。「絶対に」ということではなく、臨機応変に考える。
- 食事のバランスは1日単位ではなくて1週間単位で考える。
- 好きなものを食べて不調が出ても、食べたもののせいにしないことが大切。