逆流性食道炎を起こした時に私のエネルギー源になってくれたインドのデトックスがゆ『キチュリ』を、どこの家庭にもある食材でアレンジしたレシピを作りました。
キチュリのレシピ
- 米:1/2カップ(日本の米でOK)
- 豆腐:100g程度(お好みで)
- ターメリック:小さじ1/4
- 水:お好みで
※水は仕上がりを想定して加減してください
米は洗わずにフライパンで炒る。
薄っすらと色づいて、香ばしい香りがしたら火を止める。ぬかが気になる場合はこの後に軽くすすぐ程度で。
2時間以上浸水させて、追加の水とターメリックを入れて炊き始める。
お好みのかたさまで炊いて、豆腐を入れて適当に崩す。豆腐が温まったら出来上がり。
胃腸の働きに力を貸し、滋養強壮の力が強いアワを入れて作りました。
日本の家庭版キチュリの誕生秘話
キチュリを作ろうと思ったのは、行きつけのインド料理店のシェフが胃腸の悪い時に食べるリゾット(自家製ヨーグルトかけ)を、オーナー様に教えていただいたからです。
本来のキチュリはムング豆(緑豆)を使い、ギーやタルカ(テンパリングしたスパイス)などを入れます。
しかし、この時は逆流性食道炎が発覚して食欲が落ちていて、固形物や油ものが全く受け付けない状態でした。ムング豆は常備していないので、日本の家庭版キチュリを考えました。
豆腐はムング豆の代わりです。浸水させる必要がない上に、消化が難しい時のタンパク源に向いています。
唯一のスパイス「ターメリック」は強いストレスを受けている時の味方です。強力な抗酸化作用があるため、ストレスによって発生した活性酸素による老化や病気の進行を防いでくれます。
- タバコをよく吸う
- アルコールをよく飲む
- 激しい運動をする
- 紫外線を長時間浴びる
など
お米を乾煎りして炒り米にしたのは消化を軽くするためです。洗って乾かしたものを使ってもいいですが、時間がかかるのでそのまま炒っています。普通にご飯を炊いて食べると胃がもたれるという方にもおすすめの方法です。
胃が慣れてきたら野菜や卵を入れて作ってもいいですし、ギーやタルカやチャトニーなどを入れて食べてもいいでしょう。
このキチュリは胃腸の調子を整えるため、たまった毒素を排出するデトックスにも向いています。休日のブランチや休肝日の食事としてもおすすめです。
おかゆに慣れている日本人なので、キチュリもすんなり受け入れられると思います。胃や腸を守りたい時に作ってみてください。