誠にありがとうございます。
先日、スガマニア(スガシカオファン)の方がpostしていたこちら。
許すと、許せるとは、違うんだよね。。
許せる人にならないとな。。
kokuaの『Progress』という歌詞の一節に、
「誰かを許せたり 大切な人を守れたり」があります。
あまり深く考えたことはなかったのですが、
「許す」と「許せる」は確かにニュアンスが違うよなと思うので取り上げたいと思います。
誰かを許せる≠誰かを許す
言葉の意味としては違いはないのかもしれませんが、
誰かを許せることと誰かを許すことの力加減って全く違う気がします。
許せると許すを否定形にした時、
- 許せる⇒許せない
- 許す⇒許さない
になりますね。
あくまでも私の解釈ですが……。
許せるにはcan(〜することができる)が含まれるため、
「許せない」と思っても自分の感情次第で「許す」ことは可能です。
一方で、許すには強い信念みたいな印象を受けるため、
「許さない」と思った時に「許す」選択肢がないといった印象を持ちます。
許すためにはものすごいエネルギーが必要な気もします。
そこには怒りに対する受け取り方の違いがあるのではと考えます。
余裕がないことが原因
話は唐突に変わりますが、
今の時代って怒りの時代なんじゃないかと思うんです。
SNSを見ていると、
誰かしらが何かに対して怒っている。
自分も含め(笑)。
芸能人の不倫でも、
自分には関係ないのに「許さんぞ」という剣幕の人がいますね。
ワクチンの件でもそうです。
どちらを選択してもいいのに、
「打たなきゃ許さんぞ(打てない人のことを考えていない)」の人と「そんな危険なものを打つなんて許さんぞ(というよりも危険の押し付け)」の人がいます。
こういう時って、
大抵は自分の中に問題が起こっていますよね。
だって、自分ごと以外に怒りを感じているのだから。
身近でもそうです。
家族や友人たちに怒りを覚えてしまう時ね。
もし、自分に余裕があったら、
そんなに怒りって沸かないと思いませんか?
心に余裕があるから、
ただの事象として捉えられる。
相手がわがままを言っても、
間違ったことをしていても、
受け止めたり冷静に話を聞いたりできます。
ところが、
自分に余裕がないと感情がネガティブに向いているから、
can(〜することができる)は絶対に起こりません。
その結果が「許さない」につながるわけです。
怒りの時代をうまく切り抜ける方法
これはもう、
答えは一つですよね。
自分をケアする。
言い方を変えれば、
自分をかわいがる。
- ちゃんと休む
- 心を満たす食事をする
- ボーッとする時間を作る
- 忙しさから開放される
- 我慢をしない
- 体調を安定させる
- 不安をなくす
など
自分の問題は自分で解決できます。
でも、他人の問題やそれ以外(社会や組織など)の問題は自分では解決できません。
自分の問題さえ解決できれば、
怒りに支配されないから「許せない」感情は起こりにくいし、
病的な「許さない」に移行することもないです。
ケアをする方法は人それぞれ。
どうすると余裕が生まれるか、
しっかりと自分の頭で考えることが必要かなと思います。
私は分かりやすく怒るタイプの人間ですが、それが持続するってことがほとんどありません。その場で怒って終わり。こういうタイプの人を苦手とする人もいますが、私は怒りを貯めて爆発をするタイプの人の方が苦手です。まあ、要するに、世の中にはいろいろな人がいるわけですので、いちいち相手の感情や性格に振り回されるだけ時間の無駄だってことですよね。どうしても無理なら離れる。それしか選択肢はないと思います。