朝の貴重なお時間にご訪問いただき、誠にありがとうございます。楽食楽生クリエイターのちえ(@funky_nutrients_c25)です。
コロナ禍に一度も感染しなかった新型コロナウイルス感染症。「インフルエンザにも嫌われているし、もうかからないのかも……」。そんなことを考えていたら、ようやく感染いたしました。遅れてきた反抗期ならなぬ、遅れてきた新型コロナウイルス。
幸いにもかなりの軽症(※)で、症状の出方や体の変化が面白かったので記しておきます。ほとんどの方に参考にはなりません。
※軽症にも程度があって、ほとんどの方はつらい思いをされております。40代以上は(特に女性)後遺症が1カ月程度続く人が多いので、なめてかからないほうがいいことは事前にお伝えしておきます。
新型コロナウイルス感染日記
「あ、今回はコロナかも」。自分でも分かったので、時系列でメモっておきます。
半裸で寝たら風邪ひいた(8/18)
ストーリーズでつぶやいたのが18日のことでした。恐らく、前日の夜から体には異変があったのだと感じます。
入浴後、髪を乾かすと背中の汗がすごかったです。22時台のNHKでサザンオールスターズのライブを放送していたので、Tシャツを扇風機で乾かしながら見ました。
なかなか乾かないので、寝室に入ってからもしばらく乾かしていました。いくら待っても乾かず……。眠いので、「上半身裸で寝ちゃえ!」と思ってそのまま寝ました。
その結果が「風邪ひいた」。喉が痛かったので、いつも通りに鼻うがいで対処をしようとしました。
「ウイルスが入ったな」となった時、大抵は鼻うがいで落ち着くのがいつもの体の変化です。ところが、この日はイガイガではなくて痛みがありました。掃除後にシャワーを浴びても、変な汗が止まらなかったのです。
念のために体温を測るとその時は平熱でした。「やっぱり風邪か」と思いましたが、2日前に男闘呼組のライブに行っていたので、万が一のことも考えてマスクを着用しました。
昼食後はいつも通りに運動をしましたが、どうにも体が重くて気乗りがしませんでした。その後、一気にせきが出始め、頭痛と体熱感が始まったのです。
体温は37.5度。平熱時でも37.2度くらいまで上がりますが(黄体期)、ずっとゾワゾワしていて夜には37.8度に!(確定だな、たぶん)
夜はステーキの予定でお肉を買っていたので、最後の晩さんとして焼いてもらいました(パソコンの前で食べるのがなんとも味気ない)。
人生初の抗原検査(8/19)
子供の頃のことは分かりませんが、大人になってからは一度もインフルエンザにかかったことがありません。ニュースでよく見かける鼻ほじほじ(抗原検査)は初めての経験でした。
「陽性ですね」。違和感は的中していました。症状としてはせき・発熱・頭痛だけでした。
家に帰って休んでいると、暑いはずなのに寒気がやってきて「これはまだ上がるな」と感じました。この日のピークが夜で38.3度でした。
家族には症状が出ていなかったので、この日から5日間は完全隔離生活がスタートしました(実際は前日の夕方から)。
※この日はまだ余裕があり、『金魚妻』を一気見しました。見るんじゃなかった……。
病人らしさがあった1日(8/20)
解熱剤を飲むと37度台に落ちるものの、この日は日中に39度まで上がりました。体を動かしたくてもけん怠感がひどかったので、“食う寝る”だけで終わる生活でした。
面白いことに、38度台でも39度でも私の食欲は落ちませんでした。胃の消化力が落ちていることは確かで、脂質は受け付けませんでしたが、いつもの倍の時間で食事だけはしていました。
脱走した日(8/21)
この日の朝は37.3度でスタート。平熱に戻っていました。この後、一時間おきに測って36度台をキープしていたので、ついに脱走を図りました(3.5日も同じ景色しか見ていなくて気が狂う)。
人のいない住宅地をテクテク歩き、運動ができる公園まで散歩をしました。「娑婆の空気はうまい」。よくできたセリフです。本当にうまい!
5類では法的な行動制限がないので、人と接触さえしなければ特に問題はありません(午前中なので人がいない)。
この日から36度台をキープし始め、けん怠感もせきもないので、恐ろしいくらいの勢いでブログを書いたり配信でドラマを見たりしていました。
しかし、それでも時間が余ります。月末までに終わらせる仕事に手を付けました。
※暇すぎて、友達と遊びの計画を立てて現実逃避しました。
この日の夜から始まったのが鼻ムズムズ攻撃です。鼻の奥をずっとくすぐられている感じが続き、鼻水もダラダラと出て、夜は3時間ほどの睡眠しか取れませんでした。
※まるで、私の優秀な部下たちによる攻撃に負けたウイルスが、一気に同じ出口に集結した様子でした。出口は他にもあるのに!
暇だと人は集中する(8/22)
睡眠不足だったので、この日は日中に寝ようと思っていました。しかし、鼻のムズムズは止まらず、眠りたくても眠れない状態だったので諦めました。
こんな時に読書でもすればいいのでしょうけれど、どういうわけだか仕事のスイッチがマックスに入りました。
ブログを書いたり配信動画を見たりもしていましたが、やっぱり飽きるのですよ。そこで仕事を始めると、普段の5倍くらいの集中力でできました。
※普段、どれだけ無駄な時間が多いのか? もっと短縮できそうな気がしてきました。
隔離の最終日(8/23)
この日は朝からスッキリ! 鼻のムズムズも消えたし、「今日も脱走するぞ」と思っていたら雨降りデイでした。
雨が降っても普段は関係ないですが、入浴ができないからぬれたくはありませんでした。そうすると、やることは仕事しかないわけで……。
この3日間で、月末までに仕上げようと考えていた仕事を完全に終えてしまいました(普段の私、頑張れ)。
あまりにも体がなまっているので、負担がない程度に軽い筋トレとフィットネスバイクでの有酸素運動をしました。
出所祝いの辛ラーメン(8/24)
18日から始まった隔離生活。マスクをしていれば普通の生活に戻っても良いとのことだったので、家の中でもマスクをしたまま下への移動を開始しました。
脱走した日に「強烈に食べたい」と思った辛ラーメンで出所祝いです。しかし、10日間ほどはウイルスを排出し続けるとのことだったので、食事だけは自分の部屋で食べることにしました(会話のない食事ほど味気ないものはない)。
せっかくの隔離解禁だったのに、この日は朝から喉がイガイガしていました。心なしか息が苦しく、けん怠感もひどかったです(運動のせいかもしれない)。仕方がないので、おとなしく昼寝をすることにしました。
新型コロナウイルス感染症はただの風邪ではない
私の新型コロナウイルス感染症体験は、あまりにも軽いものでした。大人になってから経験したせきぜんそくや、子供の頃に経験したマイコプラズマ肺炎のほうがつらかったです。
じゃあ、「ただの風邪なのか?」と聞かれたら「そう」とは言えません。風邪は喉の痛みから始まって、せきが3〜4日くらい続いて、鼻水と痰が出て終了というのがお決まりのパターンです(1週間弱)。高熱が出たこともありません(私の場合)。
新型コロナウイルス感染症は、毎日が別の症状でした。しかも、良くなったと思って調子に乗っていると「まだ俺たちはいるんだぜ」と顔を出してくる嫌な奴らです。
思っていたよりもせきが出なくて、せきが出ない分だけ体内に残りやすいのかなと考察しました。10日が過ぎても、痰がからむ感じだけは残り続けています(炎症はしばらく続きそう⇒龍角散ダイレクトの使用にて数日後には消失)。
どこでもらったかは、恐らくライブ後のカレー屋だと思っています。根拠はないのですが、お酒を飲んでいるお客様が多かったことと、換気ができていない環境であったことを考えると、マスクをしている人が多かったライブ会場よりもリスクは高いと思っています。以前、Zepp Shinjukuに行った時も問題がなかったので、飲食店は意外と移りやすいのだろうと推測しています。
日頃の自分に感謝
周囲には経験者がいるので、どんな症状なのか、後遺症はどんな感じかを聞いていました。
「何を食べても苦い(味覚障害)」「針が刺さるような喉の痛みで水も飲めない」「とにかくけん怠感がひどい」「髪が抜ける」「高熱が続いた」などがあり、特に食べることが楽しみの私にとっては味覚障害と喉の痛みだけでも避けてもらいたいと願っていました。
ありがたいことに、味覚も臭覚も正常でした。喉の痛みも風邪と同じ程度で、せきにいたっては風邪よりも軽かったです。
超軽症で済んだのは、毎日の淡々とした食生活と運動のおかげかなと思っています。今年に入ってからは睡眠時間も1時間ほど増やしたので、それも功を奏したかなと感じました。
発症から2週間。今のところは後遺症らしいものは出ていないです。けん怠感やうつ状態、髪が抜けるといった後遺症は女性に多いようなので、そこをクリアできただけでも助かっています。少しばかり過食傾向ではあるけれど、肥えていることと運動する元気がある日頃の自分に感謝しておきます。