舌にピリッとした刺激を与えてくれるサンショウを使った簡単なホタルイカの漬けをご紹介します。
ホタルイカのサンショウ入り煮切りしょう油漬けのレシピ
サンショウ入り煮切りしょう油の作り方
しょう油として使うわけではないので、一般的な煮切りしょう油よりもしょう油の割合は少なめです。
- しょう油:50cc
- 酒:50cc
- みりん:25cc
- サンショウ:5,6粒(ホールがなければ粉少々でもOK)
酒とみりんを鍋に入れて沸騰させる。火を入れてアルコールを飛ばしても良いが、勢いよく火が上がるのでご注意を。
30秒ほど煮立たせたらしょう油を入れる。再び沸騰したら火を止める。アクがあればすくい、サンショウを入れて粗熱を取る。
※それぞれの割合は1:1:0.5です。ホタルイカの分量に合わせて量を調整してください。
ホタルイカの漬け
- 水:100cc
- 昆布:5cm程度
- ホタルイカ:適量(写真のホタルイカは150g程度)
煮切りしょう油を作る前に、適当な大きさの容器で水出し昆布出汁を作る。ホタルイカは水で洗ってしっかりと水気を拭き取り、目・軟骨・くちばしを取る。
※ホタルイカは下処理をしなくても食べられますが、ひと手間をかけると口当たりが良くなります。
サンショウ入り煮切りしょう油の粗熱が取れたら容器に入れ、ホタルイカを漬ける。ラップで表面が乾かないようにしてフタをする。
※1時間以上は漬けてください。半日くらい漬けるとホタルイカにサンショウの香りが移りやすいです。
器に盛り付けたら、分量外のサンショウ(粉)をふりかけて完成。
酒で蒸したカキで作ってもおいしいです。こちらはご飯に混ぜるとおいしいカキご飯に変身します。
※余った煮切りしょう油は煮物や炒めものに使ってください。おいしい料理に仕上がります。
ホタルイカのサンショウ入り煮切りしょう油漬けの栄養話
ピリッとした爽やかな辛さがおいしいサンショウは、カリウムとβカロテンを多く含む日本のスパイスです。カリウムは降圧作用のあるミネラルなので、塩気を多く含む料理と合わせると体内での塩分のバランスが保たれます。
ただし、スパイスとして使用する場合は大量に使わないので、栄養のことはあまり考慮しない方がいいでしょう。アクセントになるから使うという認識で問題ないです。
ホタルイカは3月の終わり頃から6月くらいまで店頭に並びます。旬は4月頃なので、ツルツル肌を目指したい方には積極的に食べていただきたいイカです。
「足の裏がガサガサになりやすい」「肌がゴワゴワになりやすい」といった悩みを持った方にはビタミンAの存在が欠かせません。ホタルイカは100gあたりのレチノール量がうなぎよりも多い食材です。動物性たんぱく質である上に、ビタミンAの吸収に欠かせない脂質もしっかりと含んでいるので、隠れ美容液といっても過言ではありません。
4月〜5月にかけては環境の変化でストレスがたまりやすい時期です。肌に悪影響が出やすいので、おいしいホタルイカでしっかりと栄養をチャージしてあげてください。
サンショウがピリッとアクセントになっているこの漬けは、副菜としてはもちろんのこと、お酒のおつまみとしてもおすすめです。