昼間の貴重なお時間にご訪問いただき、誠にありがとうございます。楽食楽生クリエイターのちえ(@funky_nutrients_c25)です。
私のことを少しでも知る人は、「カレーを食べ歩いているのにカレーが好きじゃないっておかしいじゃないか」と思われるかもしれません。
スパイスミクスチャーでも数々の食レポをしているので、カレーは嫌いじゃないです。でも、うすうすは感じていたのですが、「カレーが好きなのではないかも?」という説が浮上してきました。
カレーがそれほど好きじゃない明確な理由
「カレーがそんなに好きじゃないのかも?」と気付いたのは最近のことです。
以前に公式LINEでお伝えしたことがあるのですが、私は丼ものが好きではありません。同じ理由で、一皿で完結するカレーライスも好きではないです。
スパイスミクスチャーの食べ歩き記録をご覧いただくと分かると思いますが、私が紹介したカレーは一皿で完結するものがほぼありません。映えるスパイスカレーはゼロで、かろうじて紹介しているのがスリランカカレーです。
カレーという食べ物はそこそこ好きです。それなのに、食べている時のテンションを分析すると、そうでもないことに気付きました。理由は主食が原因かもしれません。
スパイス料理が好きなのだ
主食といえば、米・パン・麺などを指します。しかし、私の中の主食は昔から「おかず」なのです。ご飯党でもパン党でも麺党でもないおかず党なので、テーブルに料理が多いとテンションが上ります。
カレーは基本的にご飯と合わせて食べます。もしくは粉物の主食と食べるのが一般的です。
こうなると、おかずの出番がないのです。カレーがおかずだと言われればそれまでですが、私の中でカレーがおかずと結びつかないため、脳のバグが起こります。
美味しいからハフハフと食べるものの、テンションゲージは高くてもレベル6くらいです。ところが、そこに「おかず」というものがいくつも加わると一気にレベル10にアップします。
この感覚は、以前にもご紹介した推しインド料理店でひとりランチをした時に気付きました。
「あれ?ディナーほどテンションが上がってない」。フルでオーダーするとケバブが付きますが、基本はカレーを主体としたセットメニューです。心は美味しいと感じているのに、レベルが7くらいでストップしていました。
「きっとそうだ。私はカレーよりもスパイス料理の方が好きなのだ」。そう確信したのです。
人の食癖と多様性
「面倒なやつだな。美味しいと思うなら好きでいいじゃないか」。心の中でツッコミを入れている方もいることでしょう。
しかし、これはれっきとした食癖なのです。そんな言葉があるかは定かではありませんが、食べ方に対する癖(へき)なのだと思います。
私は一皿あるいは丼に全てが盛られている料理が非常に苦手です。個々の味を味わいたいし、混ぜるにしても口の中で時間差を使ってハーモニーにしたいというこだわりがあります。
考えてみると、私にはいくつもの食癖があることが分かりました。
- おつまみのチータラはチーズだけを食べる
- クリームなどが挟まっているお菓子(レーズンサンドやゴーフルなど)は1枚だけ外して別々に食べる
- ラーメンは味変をして3段階に分けて食べる
- 目玉焼きの黄身は吸う(行儀が悪いけどこの食べ方が一番美味しい)
- 納豆やとろろはかけずにご飯を放り込む
思い返すと、子供の頃はカレーライスが好きじゃなかったから、ご飯とカレーを別々に食べていた記憶があります。ご飯を口に入れてからカレーを口に含むという食べ方です。
以前に鑑賞した『目玉焼きの黄身いつつぶす?』というドラマを思い出しました。人の食べ方へのこだわりから多様性を認めるに至るまでが描かれているのです。
たかがカレー。されどカレー。どんなカレーが好きかあるいは全否定するほど嫌いかで個性が垣間見えるし、食べ方でその人の考え方も見えてきます。
食は人生の縮図。こんなくだらないことを真剣に考える時間が取れるのは幸せなことかもしれませんね。