昼間の貴重なお時間にご訪問いただき、誠にありがとうございます。食育アドバイザーのちえ(@funky_nutrients_c25)です。
Spotifyで配信されている『SPY × FAMILY オペレーション Podcast #10』で、Official 髭男dismの藤原聡さんが答えていた食事の話が印象的でした。「食事タイムを大切にする人は、良い仕事をするんだなあ」と思った回です。
良い仕事をする人の食事タイムへのこだわり
藤原さんが「こだわりは何?」に対して答えていたのがこちらです。
- おなかが減った時の自分のジャッジなんかなんの役にも立たない
- 1回ちゃんとご飯を食べたい
- 腹が減ったら「腹が減った」と言える環境で生きていきたい
- スタジオ飯をないがしろにするな
「エネルギーになるものや体の資本となる栄養素を取ればOK」の栄養補給タイムではなく、仕事とは切り離して食べる食事時間のことを話しています。うなずけることだらけでした。
彼らは食事の時間を大切にしているから、いいチームが築けているのだなと思った次第です。もちろん、作品にもライブにも反映されています。
しかし、食事をないがしろにしている多忙人は多いです。栄養があれば良しとしている人もいれば、食べながら仕事をしている人もいます。「今は食事タイム!」と切り替えられる環境を整えるのはものすごく大切だなと思います。
食事をおろそかにする仕事面でのデメリット
- 集中力の欠如
- 意思決定能力の低下
- コミュニケーション能力の低下
- 疲労感・ストレスの増加
- 健康悪化
空腹でエネルギー不足が加速すると、脳が働かなくなるので集中力が欠如します。結果として仕事の効率や成果が著しく低下するのです。
脳が働かなくなれば、大事な場面での意思決定や判断に支障が出ます。問題解決能力も乏しくなり、時間が無駄に流れていきます。
空腹感を抱えていたり、血糖値が安定しなかったりすると、イライラが増してコミュニケーションがうまく取れなくなります。周りの人たちも似たような状況だと、話がまとまらないなんてことも……。
食事をおろそかにしたり、片手間に食べられるもので済ませたりしていると、体も脳も疲れがたまったままでストレスも増えていきます。結果として、集中力の欠如・意思決定能力の低下・コミュニケーション能力の低下が起こります。
まともな食事をしなければ健康悪化は必ず起こるので、仕事どころではなくなる日もやってきます。その際の損失は膨大です。
忙しい人ほどバランスの取れた食事が必要
「エネルギー補給をすればいいなら、ながらでもいいじゃん」と思っている人もいるかもしれません。それは大きな間違いで、脳が「今は食事をしている」と認識することが大切です。
忙しい人ほど、バランスの取れた食事が必要です。脳も体も疲弊するので、特に三大エネルギーである炭水化物・たんぱく質・脂質(いわゆるPFC)は欠かしてはいけません。
食事をコントロールできないと体が機能しなくなるので、いずれ仕事にひずみがやってきます。「忙しくて食べている暇がない」は、仕事をおろそかにしているのと同じです。つべこべ言わずに、まともな食事を心がけてみてはいかがでしょうか。仕事に身が入り、人生が変わります。